皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

決算発表が本格化し始めております。
本日発表となりました決算のうち、あくまでも個人的に目に付いたものだけを下記に取り上げご紹介致します。
ご参考となりましたら幸いです。

◎ファナック(6954)：上期も通期も小幅上方修正ながら、通期営業利益はアナリストコンセンサスに未達
　23.3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.7％増の595億円となりました。
　併せて、通期の同利益を従来予想の2274億円から2301億円(前期は2133億円)に上方修正し、上期の同利益についても従来予想の1139億円から1151億円(前年同期は1078億円)に上方修正しています。

　IBESがまとめたアナリスト22人のコンセンサス予想では、今通期の連結営業利益の平均値は2135億円である一方、上方修正後の同利益は1984億円となり、上方修正面よりもむしろ、コンセンサス未達面がフォーカスされる可能性も否定できません。
　
　2022年7月から2023年3月までの期間における為替レートは、平均125円/ドル、135円/ユーロを想定と開示しており、この想定は2022年4月1日から2023年3月31日までの期間の想定為替レートと変化無しです。
　円安基調が続いている事から円安メリットは享受できそうです。

◎SCREEN（7735）：上期経常を上方修正！
　23.3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の182億円に急拡大しました。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の310億円から335億円(前年同期は237億円)に上方修正しています。
　一方で通期の同利益は従来予想の730億円(前期は594億円)に据え置いています。

◎信越化学工業(4063)：非開示だった今期業績見通しは、2期連続過去最高益更新見込み
　23.3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2倍の2626億円に急拡大しました。
　非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比21.0％増の8400億円を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しが示されました。
　また、従来未定としていた今期の上期配当についても225円(前年同期は150円)実施するとし、下期配当についても225円実施する方針としています。
　前回の22.3月期本決算発表時には、「現時点で2023年3月期の業績予想を合理的に行う事は難しい」との判断から、今期業績予想の開示が見送られていましたが、今回も「様々な要素が重なり合い、錯綜する情勢下での業績予想は依然として容易ではない」としながらも、業績好調推移が窺える内容の通期見通しが示された事は、同社株にとどまらず、半導体関連株全般にもポジティブな影響を与えうるものと考えます。

◎日立金属 （5486）:上方修正必至か？最終利益はQoQでおよそ5倍！
　23.3月期1Q(4-6月)の連結最終利益は前年同期比5.0倍の150億円に急拡大し、通期計画の300億円に対する進捗率は50.2％に達しています。

◎アマノ（6436）：好進捗！
　23.3月期1Q(4-6月)の連結経常利益は前年同期比73.6％増の20.1億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の62億円に対する進捗率は32.6％に達しています。
　機械セクター株にとっては円安が追い風となるケースが多い事に加え、中国市場回復への期待も膨らみ、機械セクター全般にはリターンリバーサル的な買いが継続流入するものと考えます。

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　個人的に気になっている銘柄
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◆コラントッテ（7792）[医療機器やヘルスケア商品の製造・販売]
底入れ⇒横這い⇒上昇トレンドへ
地味な印象ですが
認知度低めかもしれませんが、今期は業績拡大局面で、
来期も増益見込みです。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆リックソフト（4429）[プロジェクト管理ツール等]
7月15日の決算発表を機に窓を開けて切り返し、
2000円どころの値固めが進んでいる印象です。
21年6月の高値2265円を更新するのも時間の問題かと。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄（****）≫
想定どおりの堅調スタートとなりました。
全体相場の切り返しと相まれば早めに第1ターゲットに到達も。
ご期待ください。

◆≪社長大石のダイヤモンドメソッド銘柄（****）≫
し～っ！
内緒でコッソリ2●●0円での再エントリーを狙っておいてください。



執筆：木村泰章