皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

本日の株式市場では、大引けでJPX日経インデックス400 及び JPX日経中小型株指数の構成銘柄の定期入替に伴うリバランスが流入し、大引けのみのプライム市場の売買代金はおよそ5000億円超に達した事が観測されています。
8月5日に入れ替えの内容が発表され、明日から適用される事に伴い、本日の大引けでインデックスプレイヤーが最終のリバランスを行ったものと推察できます。

これらの2つの株式指数をベンチマークとしている運用資産はさほど大きく無いように思う一方、銘柄入れ替えに関わる「最終」リバランスでも5000億円超の売買代金が発生した事から、それらの指数の動向を軽視してしまうのもやや危険でありましょう。

▼JPX日経インデックス400 及び JPX日経中小型株指数の構成銘柄の定期入替について（8月5日）
https://www.jpx.co.jp/news/6030/20220805-01.html

JPX日経インデックス400の構成銘柄は388銘柄がプライム市場、残り12銘柄がスタンダード市場から選出され、グロース市場から選出されている銘柄はありません。
JPX日経中小型株指数の構成銘柄は182銘柄がプライム市場、13銘柄がスタンダード市場から選出され、グロース市場からは5銘柄が選出されています。

一方、JPX日経インデックス400からは除外されたものの、JPX日経中小型株指数で「復活」を遂げた銘柄群は下記のとおりです。
・東建コーポレーション
・コメダホールディングス
・アカツキ
・FPG
・ブイ・テクノロジー
・カナモト

ただし、JPX日経インデックス400の構成銘柄の中には日経225に採用されている銘柄も含まれており、例えば、225採用銘柄である日本製鋼所（アーム）や日本精工（コメコウ）は、今回の入れ替えでJPX日経インデックス400からは外れましたが、依然として225には残っており、線引き・位置づけ及び採用基準に関しては、今ひとつ「しっくりこない」印象もぬぐい切れません。

そもそも、「中小型株」という一般定義についても、依然としてあいまいなままである印象です。
上掲のように、JPX日経中小型株指数の構成銘柄には、グロース市場からの銘柄群は僅か5銘柄しか採用されていません。
「中型感」はあるものの、「小型株」の実状は適正に反映されていないようにも思います。

ある市場関係者が、今春の市場改編に際して、線引き・位置づけ及び採用基準があいまいなプライム市場など要らないから、真に日本を代表する、グローバルマネーの受け皿となりえるプレミアムな市場を作って、225インデックスは廃止すべきだと指摘していましたが、私も個人的にはその意見に概ね賛同です。
実状を適正に反映していないような株価指数が乱立して、ベンチマークとしての信頼性・機動性が、むしろ損なわれてしまっているように感じます。

弊社が有料推奨銘柄としてご紹介している銘柄群は、「比較的」、JPX日経中小型株指数に採用されている銘柄群が多いように思います。
日経平均が700円超安となっても、会員様各位が保有されている銘柄群がさほど下落しなかったのであれば、それらの銘柄群は225採用銘柄では無く、かつ、「中型」にも属していない可能性が考えられましょう。

昨日の全体相場フォローでは、「日本株の優位性は今後も変わらない」という見解をご紹介しました。
グローバルマネーのローテーションは今後も継続的に日本に流入するものと考えております。
その「受け皿」が「細分化され過ぎ」ていると、せっかくの海外投資家勢による「買い」が、混乱してしまう事にもなりかねません。

会員様各位には、上掲のJPXのホームページリンクから、ご自身の保有銘柄が、JPX日経インデックス400やJPX日経中小型株指数に採用されているかをご参照いただき、少なくとも、「中型」なのか、「小型」なのかという点については、なんとなくでも再認識しておきましょう。
加えて、日々の指数群の動きだけに惑わされないよう、ご留意いただきたいと存じます。
保有銘柄の値動きがなかなかパッとせず、多少じれったくとも、物色ローテーションの「順番待ち」とお考えください。


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　個人的に気になっている銘柄
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◆岡野バルブ製造（6492）
◆インテリジェントウェイブ（4847）
◆YKT(2693)

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆地域新聞社（2164）[車載用電装品]
なんと3日連続のストップ高！
ちょっと怖くて触れない感じになってきました。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪ザ・サプライズボーナス銘柄（****）≫
銘柄公開後の高値を更新！
△月の高値を上抜きそうです！
弊社設定の第1ターゲット到達目前！

◆≪あすなろ株1グランプリ特典「準グランプリ銘柄」（****）≫
25日移動平均線を上抜いてきました！
「二刀流」事業を展開しているので、
カタリストとパイプラインが豊富です。
更なる上伸にご期待ください。

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執筆：木村泰章