隠れた半導体関連銘柄
半導体部品といった精密部材の製造や、バイオ技術の実験施設などで使われるクリーンルームを展開。足元では世界的な供給制約が和らいだことから、半導体やEVのリチウムイオン電池の設備投資が活況であり、同社の事業環境としては悪くないだろう。また原子力空調の施行実績も多く、目下のエネルギー不足、化石燃料の輸入による貿易赤字を受けた原発再稼働機運が好材料として意識されやすい可能性も期待できる。
11/10発表の中間決算における受注高は前年同期実績、前々年同期実績を上回る好調な数値で着地。事業所等を改修するリニューアル事業や原子力事業が順調。企業の設備更新が増えていることが分かる。自動化・省電化にも対応しているため、脱炭素を意識した工場のリニューアル需要増も見込まれる。今通期の受注高も前期比増の見通しで、良好な事業環境が継続すれば会社計画通りの進捗が期待できよう。
株価は日経平均が3万円台を付けた2021年9月に同社株もピークを迎えており、同指数の下落に連動する形で調整。今年5月頃にはボトムを形成したが、足元の戻り歩調はやや弱い印象を受ける。長期間の調整で溜まったシコリ玉が、節目付近を意識して売られているようだ。11月末には2000円近くまで浮上したもののやはり上値は重い様相であるため、しばらくは日柄調整による需給整理が一巡するまで様子見しておくのが無難とみる。
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