結局注目されるのはこのテーマ株
新車生産台数の減少という状況を鑑みれば、自然と中古車オークションを展開する同社株に焦点が当たる。コロナ禍によるクルマブームということで、クルマのニーズはアフターコロナからかなり高い状況であったことは会員の方もご存じであろう。ただ汎用半導体の供給不足が露呈したことで、世界のクルマ生産台数は減少。リアルでも株式市場でも中古車に市場関係者は目を向けることになったと読むことができる。
業績はやはり好調と言ってよかろう。市場の予想値(経常利益)はやや高めではあるが、同予想値に近い形で経常利益は進捗している。1Q、2Qまでは市場予想よりやや低い数値だったものの3Qで挽回してみせており、通期は恐らく、市場予想値も、会社予想値も、大幅に超えた利益水準を見せてくれるのではないかと期待している。
株価は今年1/11の安値1995円を起点に上昇。トヨタの新車減産が明るみになったのが昨年末頃なので、完成車メーカーの銘柄から中古車関連の銘柄へ資金がシフトしたと見る。当然ながら直近の米国金融ショックで調整したが、これが格好の押し目となったようだ。テクニカルではMACDがそろそろシグナルを下から上へクロスしそうでもあるし、仕込み処の選別が重要になってこよう。
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