株価1000円以下銘柄
工業用セラミックスや、計測・制御機器およびシステム製作などを手がける。同社のセラミックスは主に電子部品に使われているようだ。材料によっては基板の耐久性・耐熱性を向上させるというメリットがあり、今後はクルマ向けにも拡販が進みそう。2023年3月期売上高のマーケット別構成比において、「自動車・重機」は全体の5%。ここからの伸びしろに期待したい。
5/1発表の本決算(終わった期)における経常利益は11.77億円。会社計画値を上振れして着地。今期の予想はそれをわずかに上回る水準であり、業績の成長は依然と続いていることが分かる。本決算資料によると、先述した通りやはりEV(電気自動車)車などの成長産業のニーズをうまく捉えたようだ。今回の販売実績をもとに今期も業績の進捗如何では、強気の会社計画を提示してくる可能性も否定できない。
新中期経営計画『CONNECT 25』において、株価は1300円台への到達が目指すべき計数目標に。足元の株価は640円台であり、およそ2倍の水準。PBRが1倍になるまで買われてくれば、株価が4桁台へ浮上しても申し分ないポテンシャル(EV領域に対する製品の適用性)をもっていると筆者は考えている。5/1~2のシコリ玉が整理されれば、じっくりと腰を据えたファンダメンタルズ重視の投資家による買いが株高を支えてくれよう。
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