【6/21】本日の相場予測
3連休明けのNY市場は欧州株安から小幅安で始まったが、予想を下回る中国人民銀行の利下げ幅が嫌気され、一時は-383ドル安まで売り込まれた。また21・22日に行われるパウエルFRB議長の議会証言を控え、その後はマイナス圏での様子見ムードに終始し、NYダウは-245.25ドルの34053.87ドル、ナスダック総合指数も-22.277の13667.294と続落で終わった。
【★日経平均見通し★】
一昨日は米国が祝日という事で海外投資家の動きも目立たなかったが、中国景気懸念から景気敏感株の一角が売られたものの、グロース株に資金が向けられ、東証マザーズ指数は+5.97pの858.34pと3日続伸となった。本日も東京市場は大阪225(夜間取引)の終値33080円と33000円の節目が目に入ってきたが、矛先は出遅れ感が強い中小型株物色に向かいそう。
-【重要指標】-
●日経平均株価 PER:15.19倍(先進国平均:約18倍)まだ割安水準
PBR: 1.36倍(先進国平均:約2.8倍)まだ低水準
配当利回り: 1.94%
●騰落レシオ(25日)107.61%(過熱感なし)120%以上になると過熱感が意識される
●空売り比率:43.6%→42.7%(売り目線減少、昨日の大引けで買い戻しか・・)
●日経平均ボラティリティー・インデックス:20.09(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(6/20)のおさらい】-
米国市場は祝日の為休場だったが、前日の欧州株安もあり小安く始まった。東京市場は中国人民銀行が10ヶ月ぶりに利下げした事で、押し目買いからプラス圏まで戻したものの利下げ幅が予想を下回った事で、日経平均株価指数は33,500円近辺まで戻した後は先物を絡めて売り直され不安定な動きに終始した。大引けに日計りと思われる買い戻しが入り+18.49円の小幅高で終了。
日経平均 33,388.91 (+18.49)
TOPIX 2,283.85 (-6.65)
マザーズ 858.34 (+5.97)テクニカル面は22/4/5の高値843.33を捉え青空へ
東証プライム売買代金:3兆8952億円(相場の方向感は乏しいが、出来高は高位をキープ)
値上がり777/値下がり971/変わらず86
グロース売買代金:2862億円
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【今週の重要スケジュール】
6/21(水)
日銀金融政策決定会合議事要旨(4/27~28開催分)
5月訪日外客数(16:15)※インバウンド関連再物色の手掛かりとなるか・・
6/22(木)
英国金融政策発表
パウエルFRB議長が米上院で議会証言
6/23(金)
5月全国消費者物価指数(8:30)
5月全国百貨店売上高(14:30)
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