【6/26】本日の相場予測
世界各国が利上げに踏切るスタンスが鮮明になり、また前日のパウエルFRB議長の議会での『年内2回の利上げが必要』とインフレ抑制には金融引き締めが必至との発言や、この日朝方に発表された6月の製造業PMI速報値、サービスPMIと共に前月比で悪化した事で相場材料的にさらに重しが加わった形になり、終始 マイナス圏での取引となった。前日に人気を集めたハイテク株もこの日は冴えず、NY市場は-219.28ドルの33727.43ドルと5日続落、ナスダック総合指数も-138.093pの13492.516pと大きく反落した。
【★日経平均見通し★】
月内最終週を迎える東京市場は、週末の欧米株安の影響、シカゴ日経平均先物も32635円で終わった事から続落で始まりそうたが、ドル円が143円台後半に推移している事でハイテク株の買い直しも期待したいところ。今週はGPIFのリバランスの売買が活発になると思われ、売り買い交錯する値動きの激しい展開が予想されるが、ここ数日の調整局面で出遅れ感があった個人投資家が買いやすくなっている事もあり、仕込みには良いタイミングかと思われる。
-【重要指標】-
●日経平均株価 PER:15.05倍(先進国平均:約18倍)まだ割安水準
PBR: 1.35倍(先進国平均:約2.8倍)まだ低水準
配当利回り: 1.97%
●騰落レシオ(25日)104.74%(過熱感なし)120%以上になると過熱感が意識される
●空売り比率:40.7%→44.5%(短期的な売り目線が増えてきた印象)
●日経平均ボラティリティー・インデックス:21.11(通常は20~30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒)
-【前営業日(6/23)のおさらい】-
ナスダック総合指数の大幅高や143円台に突入したドル円相場を背景に朝方はハイテク株を中心に、+268.59円の33533.47円まで上昇した。ただこの日もリバランスに伴う利益確定売りが断続的に出されたが、押し目待ちの買いも積極的には目立たず、その後は先物主導で下げ足を早め大きく値を崩した。
午後に入っても市場は安値圏で推移し、-689.32円の32575.56円の最安値を付け、日中幅で957.91円と2022年1月27日(同1149.07円)以来の日中幅を記録した。大引けは-483.34円の32781.54円と6月12日以来の33000円台を割り込んで終え、TOPIXも-31.77pの2264.73pと3日ぶりに反落した。
日経平均 32,781.54 (-483.34)※25日移動平均線(執筆時:32,145.54円)が目先の下値として意識されそうだ。
TOPIX 2,264.73 (-31.77)
マザーズ 830.29 (-14.98) ※今週はIPO取り組み資金捻出で上値の重い展開か・・
東証プライム売買代金:4兆4312億円(売買代金は高位をキープ)
値上がり325/値下がり1456/変わらず52
グロース売買代金:2900億円
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【今週の重要スケジュール】
6/26(月)
ドイツ6月IFO企業景況感指数(金融引き締めが重石に・・)
6/27(火)
IPO:GSI(5579)、エリッツHD(5533)、クオリプス(4894)
6/28(水)
IPO:プロディライト(5580)、ノイルイミューン・バイオテック(4893)
6/29(木)
IPO:W TOKYO(9159)
米新規失業保険申請件数(前回26.4万件)
6/30(金)
IPO:レバレーゼ(9160)、ジーデップ・アドバンス(5885)、クラダシ(5884)
5月失業率(8:30)
5月有効求人倍率(8:30)
6月都区部消費者物価指数(8:30)
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