株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2023-07-08 09:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

夏のバーゲンセール2023!

「お父さん、ボーナスの残りは私がバーゲンセールで使うよ!」
「お母さん、6月に株で儲かったお金で夏用のゴルフウェア買いたいんだけど?」
そんな季節ですね。!(^^)!
小売店や百貨店の夏のバーゲンセールを楽しみになさっている会員様も少なく無い事と存じます。

GDPにおける個人消費の比率が6割を超える消費大国である米国。
米国の個人消費(対GDP比)は、2023-03に67.9 %を記録しました。
前期2022-12の 68.5 %と比べると下落の結果でしたが、1947-03から2023-03の平均は 63.3 %。最高値は2011-12の68.8 %、最低値は1952-03の57.7 %だそうです。
(出所:CEIC DATA)

米国の小売り店は、1年中、なんらかのセールを開催しており、さらにはオフプライスショップと呼ばれるディスカウント店も乱立しており、いわゆる「定価」の意義が薄れ、「相場」とか「バリュエーション」とかいった「尺度」もワーク(機能)しないような状況が続いています。

しょっちゅうセールが行われていると、ひょっとしたら、明日はなんらかのセールが行われ、今日買ったこの靴の価格が更に値下げされるかもしれない。。。
そう思ったら、なかなか安心して買い物ができない、と思われる会員様も居られるかもしれません。

しかしながら、さすが米国!
そんなご心配には及びません。
例えば、今日買った靴が、明日セール価格に値下げされると、今日のレシートと靴を持って、買った店舗に出掛けて「Return」というカウンターで事情を説明すれば、多くの小売店では一旦「Return=返品」処理をしてから、再度セール価格で「再販売」したという会計処理を行って、「差額」を「還元」してくれるケースがほとんどです。
最近ではネット通販で購入した商品にも同様の対応が行われているようで、要するに、セール等による価格変更の「不利益」を消費者が負わぬよう考慮されています。

このシステムを知ってから、我が家の米国訪問時の買い物は、「ドカ買い後リターン」がアタリマエになりました。
どうやって持ち帰るんだよ?と自分で自分にツッコミたくなるくらいに、靴やらYシャツやらTシャツやら下着からビジネススーツに至るまで、試着することも、サイズ感を詳しく考慮する事も無く、大量に買い込んだ後に、じっくり、ゆっくり、悩んで最終選考し、概ね「10買って7返す」くらいの比率で買い物をしてきました。
それがアタリマエでコンセンサスなのですから、物怖じしたり遠慮したりする必要などありません。

一番のお気に入りはオフプライスショップ最大手のMarshalls。
グループのTJ Maxxは若者向けファストファッションが主流なのでパスしますが、Marshallsは見かけたら必ず立ち寄るくらいのお気に入りです。
チェーン店なので、例えば、West Hollywoodで買ったモノを、Torranceの店舗でリターンとかもなんら問題無し。
確か、カリフォルニアで買ったモノをアリゾナでリターンとかいう「州またぎリターン」もOKだったように記憶しています。

社長、ハワイならアラモアナに入ってますよ。
T山さん、Balenciagaも、商品ラインナップは少数ながら、直営店の正規プライシングが馬鹿らしく思えるほどのお買い得プライスでゲットできます。

株を買いたい?
はい、TJ MaxxはNYSE上場してます。(お買付けを推奨するものではありません)
https://shikiho.toyokeizai.net/us/TJX
(会社四季報オンラインより)
しかしながら、TJXの株を買った翌日に株価が下落しても、モチロンそこまでは「保証」してくれません。
アタリマエですよね。

やや曲解チックではありますが、外国人投資家的見地に立てば、楽しみにすべき・魅力的なバーゲンセールは、小売店や百貨店のそれではなく、むしろ、株式相場において、全体相場のセンチメント悪化に伴って下落調整した、好業績中小型成長株群への「打診買い」こそ「バーゲンセール」でありましょう。

会員様各位が先に買い仕込んだ「バーゲンセール株」を、後から外国人投資家が「ドカ買い」してくれるかもしれませんね。



執筆:木村泰章

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