【米国株】
NYダウは183.55ドル高の35411.24ドルと11連騰なった。25日から始まるFOMCでの利上げも織り込み済みの中、7月の米製造業購買担当者景気指数（PMI）は49.0（市場予想46.7）を上回った事で景気の底堅さを確認したことに加え、4〜6月期の好決算を期待した買いが後押しした。ナスダック総合指数も26.061p高の14058.866pで終わった。


【★日経平均見通し★】
前日の東京市場の大幅反発やNYダウの11連騰と地合いは好転してきているが、今夜から始まるFOMCや日銀の金融政策決定会合等を前に手控えムードが拡がりそう。また、昨日の取引終了後にレーザーテック（6920）が前期経常の上方修正と増配を発表しており、大型半導体関連銘柄が指数を押し上げる展開もありそうだ。

－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：15.15倍（先進国平均：約18倍）まだ割安水準
　　　　　　　 PBR： 1.36倍（先進国平均：約2.8倍）
　　　　配当利回り： 1.97％　

●騰落レシオ（25日）95.42％　過熱感なし（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：40.9％　※売り目線は危険か・・・
●日経平均ボラティリティー・インデックス：19.86（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（7/24）のおさらい】－
日経平均株価は3日営業日ぶりに大幅反発した。今週末の日銀金融政策決定会合で緩和策が継続されるとの憶測により、円相場が141円台後半と円安に進んでいる事から輸出株中心に幅広く買われ、一時は500円近く上昇した。日経平均株価は終日高値圏で推移したが、結局+396.69円の32700.94円で引けた。売買代金は2営業日ぶりの3兆円割れとなった。

日経平均　32,700.94 （+396.69）※19日高値引け、20日ほぼ安値引け、24日ほぼ高値引け。方向感が定まりにくい夏相場
TOPIX　　　2,281.18 （+18.98）
マザーズ　　 770.21 （+4.68）

東証プライム売買代金：2兆9727億円※参加者が減ってきた。空元気は下げも早いので要注意
値上がり1501／値下がり279／変わらず55
グロース売買代金：1225億円

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【今週の重要スケジュール】

昨日発表された6月全国百貨店売上高は、16か月連続プラスとなり前年比7.0％増の4412億円になった。中国人観光客の回復もありインバウンド向けの売り上げはほぼコロナ前の水準に！
代表的な百貨店銘柄である高島屋（8233）と三越伊勢丹HD（3099）の株価の推移は、既にコロナ前の水準を大きく上回っており、調整局面を待ち構えるスタンスが無難であろう。

7/25(火)
FOMC（～7/26）※コンセンサスは0.25%の利上げ

7/26(水)
米注目決算発表：メタ・プラットフォームズ、インテル

7/27(木)
日銀金融政策決定会合（～7/28）

7/28(金)
植田日銀総裁会見
8月都区部消費者物価指数（8:30）