【米国株】
NYダウは小幅安もナスダックは大幅高！
今週のジャクソンホール会議を控え様子見ムードが強い中、この日も米長期金利の上昇を受けダウは下げ足を早め、下げ幅は一時250ドルを超えた。しかし売り一巡後は先週のダウ平均が780ドル安した事もあり、ハイテク株を中心に押し目買いを誘いジリ高の展開に。ダウ平均は小幅反落の36.97ドル安の34,463.69ドルで終わったが、23日に決算発表を控えているエヌビディアの大幅高から、ナスダック総合指数は206.814p高の13,497.590pと大幅高となった。


【★日経平均見通し★】
決算発表前の米エヌビディアの大幅高、また為替が146円台に円安進行していることで東京市場も先週末まで売られ過ぎた銘柄やセクターへ空売りの買い戻しが入ると思われる。プライム市場は売買代金が減少傾向にあり、本格的な戻りには時間を要するかもしれないが、下げ幅が大きかった中小型株の自律反発が昨日から鮮明になっている印象があるので、本日は中小型株に注目したい。


－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：14.74倍（先進国平均：約19倍）まだ割安水準
　　　　　　　 PBR： 1.26倍（先進国平均：約2.9倍）
　　　　配当利回り： 2.06％　

●騰落レシオ（25日）104.26％　過熱感なし（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：45.2％　※引き続き高水準で買い戻しが下支えるか？
●日経平均ボラティリティー・インデックス：19.94（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（8/21）のおさらい】－
日経平均株価は4日ぶり反発。
手掛かり材料難の中、先週末までに約800円下げた事や空売り比率が高水準だった事を受け、買い戻しを中心に自律反発した。場中、中国の政策金利引き下げ幅が嫌気され香港、上海市場は年初来安値を記録したものの、日経平均株価は114.88円高の31,565.64円と反発。また先週まで売られ過ぎていた印象の東証マザーズ指数は7日ぶりに反発した。


日経平均　 　 31,565.64（+114.88）
TOPIX　　　 2,241.49（+4.20)
マザーズ　　 　 734.57（+20.18）


東証プライム売買代金：2兆5854億円
値上がり1177／値下がり587／変わらず70
グロース売買代金：1597億円

------------------------------

【今週の重要スケジュール】

今週は国内イベント閑散。
米エヌビディアの決算発表、米ジャクソンホール会議

8/22（火）
米　中古住宅販売件数（23：00）

8/23（水）
米　製造業購買者景気指数・PMI（22：45）
米　新築住宅販売件数（23：00）
米注目決算：エヌビディア・5-7月期（日本時間：24日午前6時）

8/24（木）
米　耐久財受注（21：30）
米　ジャクソンホール会議：8/24（木）-8/26（土）

8/25（金）
8月都区部消費者物価指数（8:30）
7月全国百貨店売上高（14:30）
パウエルFRB議長講演