株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2024-02-22 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

さぁ、何を買いましょうか? Part1/2

日経平均は終値でも39098.68円と、34年ぶりに史上最高値を更新しました。
全体相場フォローでもお伝え申し上げましたとおり、今後は日経平均は一時的に達成感が意識されやすい事から、資金循環的に、中小型成長株・グロース株群全般にも、物色の矛先が向かうものと見ます。

まず、足元の「前期比減益」という点には目をつぶって、日経平均との相関性から買われてきた半導体関連銘柄群は、
「スピード違反」的な面から一過性の調整はあっても、今後も上昇基調という「大きな流れ」に変化は無いものと見ます。
その根拠は下記のとおりです。

『米国半導体工業会(SIA)は2月5日、2024年の世界の半導体販売額が前年から13.1%増えるとの予測を発表した。
 世界的なAI利用の波及などに伴い半導体需要の高まりが続く見込み。
 一方、23年の世界の半導体販売額は5268億ドルと過去最高だった22年からは8.2%減った。
 23年の世界販売実績を地域別でみると、プラスは欧州のみで前年比4%増だった。
そのほかの地域は、米州が5.2%減、日本が3.1%減、中国が14%減など低調だった。』

半導体市況の本格的な底入れは、今年の1月-3月という見方が、今や市場コンセンサスとなっていると申し上げて宜しいでしょう。
半導体は今や「全産業のコメ」と考えられますから、半導体市況が回復する事により、半導体供給が拡大すると、最も早く、さらには大きくプラス作用しそうなセクターとしては、「自動車関連全般」と考えます。
自動車が「リベンジ生産」局面を迎えるものと見ておる次第です。

ただし、EVシフトか、ハイブリッドか、というトレンド感については、未だに市場関係者の見解が分かれる状況にある事から、完成車メーカーよりも部材・部品・車載等に絡む企業、中でも、駆動や燃料関連(エンジン/モーター/バッテリー等)以外の企業の株価ほど、早目に上昇する可能性が高いように思います。

製造業の景況感は4月-6月に底入れ改善が見込まれている事も追い風となりましょう。
中小型成長株・グロース株群の中でも、このシナリオに基づいて、半導体/自動車関連の銘柄群は、物色対象として盤石と見ます。

さて、日経平均が史上最高値を更新した一方で、TOPIXは1989年12月18日付けた、史上最高値2884.80ポイントには達していません。
日経平均もTOPIXも、1989年末とは構成銘柄が大幅に入れ替わっているわけですから、単純比較に理論的な意義は乏しいように思いますが、循環物色の矛先が日経平均からTOPIXへとシフトする可能性もありましょう。

TOPIXは、米国のS&P500指数との比較でも、旧来、その出遅れ感が指摘されてきましたが、近年では、より理論的な分析・見解が主流となっています。
ご参考までに、1989年12月29日のS&P500の終値は331.89でした。
足元のS&P500を5000ポイントとするならば、なんと!34年でおよそ15倍となったわけです!
しかしながら、2010年以降のS&P500の上昇は、構成銘柄のうち僅か5銘柄、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の寄与度が大きく、この5銘柄を除いた「S&P495」の2010年-2020年の価格推移は、日本のTOPIXとさほど大きく乖離しなかった、との見解が主流となっています。

TOPIXと言えば、代表的なセクターは銀行株。
出遅れているならここから銀行株を買おう、と思われている投資家は少なく無いかもしれません。

しかしながら、日銀が金融政策を変更しても、まずは「マイナス金利が是正される程度」に留まり、高金利が収益増に繋がるような「逆金融相場」の状況には程遠いように思います。

むしろ、日本はこれから、大企業製造業の景況感の回復と共に、「業績相場」へと進む可能性が高いように考えますので、
製造業の景況感が改善するから買われるのは、「銀行株では無い」と見るべきでありましょう。

明日のPart2/2では、情報・通信業全般の景況感は引き続き好調・高水準と見込まれる点、情報・通信業以外にも買えそうな中小型成長株群についてお話したいと存じます。



執筆:木村泰章

━━━━━━━━━━━━━━
 私のコラムで紹介した銘柄
━━━━━━━━━━━━━━
◆アイビス(9343)
 1月29日のご紹介時からの高値騰落率105.27%。
 既に2倍超です!
 利確チャンスですね。
◆ファーストアカウンティング(5588)
 1月19日のご紹介時からの高値騰落率88.44%。
 こちらもそろそろ利確優先しましょう。

━━━━━━━━━━━━━
 単発スポット銘柄の見解
━━━━━━━━━━━━━

◆≪利益ザクザク☆ゴールデン大儲け銘柄【ゴールデン5倍賞銘柄】≫
 本日は一時銘柄公開後の高値を更新。

◆≪億男Wの大御利益銘柄銘柄≫
 こちらも本日一時銘柄公開後の高値を更新。

◆≪緊急即日公開銘柄2023[第19弾]≫
 来週には第2利確ポイントも狙えそう。

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック