日経平均が一時1000円を超す下落となりましたが、コレ、会員様各位にとっては「想定外」でしたでしょうか？

日々、会員様各位とお話している私達にとっては、1日で1000円を超える下落も、「一過性」の調整で38000円どころまで下落する可能性も、「なんとなく」想定しておられた会員様の方こそが多かったように感じています。

史上最高値を更新し、4万円という「フシ」に達した事もあって、達成感と共に高値警戒感も意識されやすい局面でしょうから、大き目の下落となれば、「一旦降りよう」という投資家の売りが嵩む展開も、むしろ、アタリマエとの印象です。

米FRBは、早ければ5月、コンセンサスでは6月から利下げに踏み切る事が予想されており、一方で日銀は、早ければ3月、コンセンサスでは4月の金融政策決定会合で、マイナス金利の解除とYCCの撤廃に踏み切る事が予想されています。

つまり、米利上げのタイミングと、日本のマイナス金利解除のタイミングを完全には読み切れないとは言え、「方向性」的には、「一時的に」ドル安円高に振れる可能性が高まっているのは「想定内」と申し上げて宜しいはずです。

ドル円が145円～150円レンジに留まっているのであれば、為替市場の思惑先行の不安定感が、株式相場に実質的な悪影響を与える可能性も「限定的」であろうと推察します。
少なくとも、ドル安円高にサプライズは無いワケですね。

相場動向を伝えるラジオ番組も、市場関係者も、指摘していないように思いますが、本日のCMEのダウ先物の推移は、安値が39112ドル、高値が39241ドルです。（14時15分時点）
概ね+1％程度の上昇をキープしております。

さらに、先物高値の39241ドルは、直近のダウのザラ場高値39245.89に近く、つまり、ダウは史上最高値圏に留まっており、今晩（日本時間）のNYダウはリバウンドへ向かう可能性もありましょう。
米国株安の影響を受けての「連れ安」は、本日1日で終わる可能性さえあるワケですね。

本日の日本の株式市場は確かに「全面安」の様相ですが、14時時点の東証プライム市場の売買代金はおよそ3兆8000億円と大商いです。
つまり、売り手だけではなく買い手もいる事が、大商いの背景と申し上げても宜しいように思います。

米国株安と円高が引き金となっての株価下落ならば、想定内だし、1000円超安は一過性の「過剰反応」である可能性があり、押し目を待っていた投資家は、ひょっとすると、ニヤケながら下値を淡々と買っているのかもしれません。

どうすればいいか？
何もする必要はありません。
イキナリ弱気に転じる必要はありませんし、買い目線を止める必要もありません。
まずは一旦、売りも買いも手控えていただき、この「過剰反応」が本当に「一過性」で終わるかどうかを様子見していただくのみです。
見てる手を出したくなっちゃうのなら、今日は相場を見ない、という選択肢も、会員様各位にはあるのだという点を、ご認識いただきたいと存じます。

「常に強気、いつも冷静」でまいりましょう。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆レシップHD（7213）
◆ファルテック（7215）
◆テイン（7217）
◆アスカ（7227）
◆ムロコーポレーション（7264）
7200番台で時価総額が100億円以下の自動車部品関連銘柄群です。
4月～6月が自動車生産の底入れタイミングと見ますので、その前に拾っておきたいですね。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆サノヤス（7022）
　3月5日のご紹介時からの高値騰落率は114.09％。
本日300円どころで利確した会員様、おめでとうございます！

◆ソースネクスト（4344）
　逆行高＆ストップ高！
　1月17日のご紹介時からの高値騰落率78.98％。

◆テクミラ（3627）
　昨年11月7日のご紹介時からの高値騰落率47.24％。
昨年7月の下落時の窓埋め完了。
　600円から売り上がって700円で利確完了とのスタンスが宜しいかと。。。

◆POPER（5134）
　2月20日のご紹介時からの高値騰落率31.99％。
　一時800円台へと進んできました。
　一旦利確を優先しましょう。

◆パワーソリューション（4450）
一時昨年来の高値を更新。
出来高は増えていないので、深追いは禁物です。
　昨年10月24日のご紹介時からの高値騰落率21.35％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪クラウドビッグウェーブ銘柄【AI復刻版】≫
　強気材料放出おめでとうございます！
　ハッピーレターをご参照ください。

◆≪緊急即日公開銘柄2023[第19弾]≫
　逆行高で銘柄公開後の高値を更新！
　崩れません。

◆≪緊急即日公開銘柄2023[第14弾]≫
　こちらも逆行高。
　高値圏での値持ち良しとの印象です。

◆≪利益ザクザク☆ゴールデン大儲け銘柄【ゴールデン5倍賞銘柄】≫
　こちらも逆行高。
　25日移動平均線がキレイに下値支持として機能している印象です。

◆≪木村泰章の天下一銘柄≫
　ご心配無く！
　連れ安しても一過性の動きと見ます。