アルフレッサホールディングス（2784）※決算発表予定日 2024/05/14

医療用の医薬品卸（商社）、また医薬品等製造を行う。2023年9月29日には設立20周年を迎え、社員写真を掲載した広告を各駅に設置。セルフメディケーション卸売事業の再編、メーカー機能の強化、またM＆Aなどを行った結果、主力事業は国内ナンバーワンの売上となった。また売上高は約2兆7000億円（2023年3月期末)にまで成長しており、今後は広告費へ重点投資することによる知名度の向上、株価対策などがメインとなろう。

4/30には業績及び配当予想の上方修正を発表。売上高は従来の2兆8600億円から2兆8585億円（0.1％減）となったが、経常利益は20億円増益。期末配当予想は35円から36円と株主還元の意向の強さがうかがえる。AIのXENOによる総合評価はB+と平均以上。営業利益成長率(5年)は70.67％と大型株ながら高い成長率を誇っていると言えるだろう。後期高齢者人口増加といった社会トレンドも業績の後押しとなりそうだ。

株価は1/15高値2554.5円からピークアウト。節目の2200円前後で押し目買いが入ったと思われ、もみ合い商状。下値の底堅さから見るに、やはりインカムゲイン目的の投資家による買いが入ったものと見られる。配当性向が良好であれば、このように急落時も極端な下値不安が少ないようなケースの見本と見る事もできるだろう。足元では動意付き、鍋底チャートのレンジ上限付近まで浮上。目先は売り買いが交錯するだろうが、出来高が急増するのと、騰勢が強くなってきたら強気で買い向かうのも一案だ。