決算発表シーズンたけなわですが、本日の日経平均の下落は、10日のSQ算出を睨んだ、先物・オプションのプレイヤー及びインデックスパッシブの投資家による、ポジション調整が主因と見ます。

日経平均とTOPIXが1％超の下落となる中にあっても、グロース250指数は13時半くらいまで、プラス圏を保っていた事からも、個別企業の業績等の個別要因による売りとは考え難く、やはり指数に絡んだ売買が主流と見て宜しいでしょう。

23年1月～7月のSQ値は7連騰、直近では下記のとおり、23年10月から24年3月に6連騰しました。
4月　39,820.59円
3月　39,863.92円
2月　37,018.07円
1月　36,025.97円
12月 32,639.57円
11月 32,454.88円
10月 32,360.91円

某国内大手銀行系証券はテクニカル面の視点から、買い戻しが一巡する事で日経平均が38,000円を下回る可能性に触れ、
5月SQ後は手仕舞い売りが優勢になり下値模索になると思われる、と指摘しています。
当面は5月は38,500円超は戻り売り、37,000円割れは価格を分散した押し目買い、が有効ともしているようです。

一方、某国内大手証券は、オルカンなどの外国投信の設定に関わる決済のタイミングから、10日はドル円相場が円安に振れる可能性と、これを受けてSQ算出日ゆえに株式需給が株高に傾く可能性を指摘しています。

個人的には10日のSQ値を38,500円前後と予想します。
本日の日経平均の下落は一過性で、明日は反動からリバウンドとなる可能性もありましょう。
SQ算出に関わるインデックスプレイよりも、決算発表シーズンである事から、個別企業の業績こそが注目されやすい、と考えます。

5月のSQ値は4月のSQ値を上回れないものと想定しますので、SQ値は2か月続落になるものと見ますが、SQ通過後は、主力級大型株群中心に売り買いが交錯し、日経平均は38,000円～39,000円のもみ合い、
それを嫌気する形で、主力級大型株群から流出した資金は、中小型成長部群に向かうものと想定しています。

「業績相場」入りを控え、企業の決算発表こそが、目下＆目先の相場の最重要事項、との見解をお伝え申し上げます。



執筆：木村泰章

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想定どおりに株価は上放れへ！
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◆≪あすなろハロウィンジャンボ銘柄2023【大オバケ8倍賞】≫
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◆≪木村泰章のザ・カリナンダイヤ銘柄≫
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