アナリストコメント

先週末に終値ベースで初めて40000ドルの大台に乗せたNYダウは、短期的な過熱感への警戒感から利益確定売りで上値は重いものの、22日に控えている決算発表を前に、エヌビディアをはじめ主力のハイテク株が買われ、ナスダックは15日以来の最高値更新。

好調な米国株式市場とは対照的に方向感が定まらない相場展開だった日本株市場も、昨日は先週末にNYダウが40000ドルの大台乗せで終えたことで、日本株にも出遅れ感から幅広い銘柄が買いを集めて、日経平均株価は39000円台を回復した。

決算発表後も方向感に乏しい展開が続いていたが、ようやく日本株市場にもリスクをとる動きが見られた株式相場は、NYダウこそ反落したものの、ナスダック高により堅調な展開が予想される。本日も上値を試す展開が予想されるが、利確出来るポジションは先に利確を行ってから、弱含んだ局面では積極的に拾っていきたい。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：39,069.68（+282.30）
TOPIX　 　　 　 ： 2,768.04（+ 22.42)
グロース250指数 ： 　642.45（+　9.47）

■海外指数

ＮＹダ　ウ　　　：39,806.77（-196.82）
ナスダック　　　：16,794.87（+108.91）
Ｓ＆Ｐ 500　　　： 5,308.13（+　4.86)

今 週 の 重 要 指 標

5月22日（水）
米　エヌビディア・決算
米　FOMC 議事要旨(4/30-5/1）

5月24日（金）
米　耐久財受注
市場予想：+0.3％（前月比）
※市場予想を上回ると、金利上昇懸念