アジア圏のヘッジファンドでトレーダーを務めている、知人（国籍は中国）が久々に東京に来るとの事で、数日前に2時間ほど夕食を共にしました。

お互いに、仕事上の守秘義務がありますから、具体的な個別銘柄に対するビュー（見解）や投資シナリオに関する意見交換は避け、私が尋ねたのは、非常に抽象的なお話ながら、だだ1点だけでした。

『日本株にも関係がある、一番実現する可能性が低い投資シナリオって何？』
ありえそうな投資シナリオを訊き出すわけにはまいりませんから。。。

返ってきた答えは、驚くというよりも、100％想定外の、ゾーッと背筋が寒くなるような投資アイデアでした。

『この夏にコロナの変異株が再度猛威を振るって、それがキッカケで米国が金融緩和（つまり利下げ）に動くかもしれない』

え～っ！？

米FRBは去る5月17日に、パウエル議長が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
5月16日遅くにコロナ検査で陽性反応が出て症状が現れ、パウエル議長は米疾病対策センター（CDC）のガイトラインに従って、外出を控え自宅で仕事を続けたそうです。

東京都医学総合研究所によると、日本国内での今年に入っての感染「第10波」は2月にはピークアウトしたそうですが、これは重症化するリスクの低い「JN.1」という変異株だったそうです。
https://www.igakuken.or.jp/r-info/covid-19-info198.html

一方、米CDCによると、直近の5月12日から5月25日の2週間では、「JN.1」の亜系統株の「KP.2」が感染シェア28.5%で第1位となったとしています。
5月13日～19日の1週間で全国約5,000の定点医療機関から報告された新型コロナウイルス感染症の新規患者数は前週比2,578人増加し、1万6,230人。
増加は2週連続だそうです。

そんな中、昨日付で某国内大手証券からドンピシャのレポートが配信されました。
いわく、日本国内も、この夏に感染「第11波」が発生する可能性が高いとの事です。
詳細は割愛致しますが、その根拠は、過去の夏の感染状況の先行指標と見られる、沖縄県の感染者が増加傾向にある事、加えて、インバウンドの拡大で外国人観光客が増えている事を挙げていました。

会員様各位には、なによりも、コロナ感染に関する予防措置をなんとなくでもご留意いただきいと思うとともに、インフレや金利動向やドル円の為替水準では無く、全く想定外の「コロナ感染」がキッカケとなって、米国が利下げに動く可能性を、可能性は最も低いとしながらも、ヘッジファンドがシナリオとして想定している事を、あすなろが一番最初にお伝え申し上げたいと存じます。



執筆：木村泰章

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆フォスター（6794）
逆行高。
　1回利益確定してから押し目を狙って買い直し、というスタンスが宜しいかと。
　4月22日のご紹介時からの高値騰落率34.72％。

◆サカタインクス（4633）
　本日も高値更新。
　4月2日のご紹介時からの高値騰落率20.56％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪薫のぶち上げ即日公開銘柄≫
逆行高！
　グロース250指数も本日が底入れか？

◆≪社長大石のキングリプロダクション銘柄≫
　逆行高で逆襲開始！

◆≪集まれ！みんなのあすなろ短期高騰祭り！【ハッピー5倍賞銘柄】≫
　逆行高で切り返し中！