アナリストコメント

国内外の金利高により日経平均株価をはじめ株式市場は乱高下を見せていたものの、焦げ付いた信用買いの投げ売り一巡後には、押し目買い意欲も再び活発になってきております。

また先週末に発表になった米・PCEコアデフレータも市場予想だったことから、長期金利も落ち着きを見せたことで、ダウは約1年ぶりの上昇を達成したことで、地合いは好転してきた上に地合いも明るい兆しが見えてきた週明けの日本株市場は堅調に推移すると思われる。

今週も米雇用統計をはじめ注目される指標が発表されるものの、国内市場の下値には押し目買いも目立つようになってきていることから、弱含んだ場面では積極的に拾っていきたい。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：38,487.90（+433.77）
TOPIX　 　　 　 ： 2,772.49（+ 46.29)
グロース250指数 ： 　618.49（+ 16.49）

■海外指数

ＮＹダ　ウ　　　：38,686.32（+574.84）
ナスダック　　　：16,735.02（- 2.06)
Ｓ＆Ｐ 500　　　： 5,277.51（+ 42.03）

今 週 の 重 要 指 標

6月3日（月）
米　5月ISM製造業景気指数
市場予想：49.7
※市場予想を下回ると、先行き景気減速懸念

6月4日（火）
米　4月耐久財受注
市場予想：+0.7％
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇

6月5日（水）
米　5月ADP雇用者数（前月比）
市場予想：17.5万人
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇
米　5月ISM非製造業景気指数
市場予想：50.7
※市場予想を下回ると、先行き景気減速懸念

6月6日（木）
EU　政策金利
市場予想：4.5％→4.25％へ
※欧州市場は景気下支えで株高材料

6月7日（金）
米　5月雇用統計
市場予想：17.5万人
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇