アナリストコメント

先週末NYダウが約一年ぶりの上昇幅を見せたことで、利益確定売りが上値を抑える中、朝方に発表になった米・5月ISM製造業景気指数が市場予想を下回ったことから、米国景気の減速を嫌気され、軟調に推移した。

しかし、新しいAI向け半導体の投入計画を発表したエヌビディアが上昇したことで、主力のハイテク株も強含んだことから、ダウは反落もナスダックは堅調となった。

日本株市場も先週末から地合いの好転が見られてきていることから、昨日は一時39000円台を回復するなど、堅調に推移しました。もう一段の上には材料は物足りないものの、引き続き弱含んだ場面では積極的に拾っていきたい。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：38,923.03（+435.13）
TOPIX　 　　 　 ： 2,798.07（+ 25.58)
グロース250指数 ： 　616.66（- 1.83）

■海外指数

ＮＹダ　ウ　　　：38,571.03（-115.29）
ナスダック　　　：16,828.67（+ 93.66)
Ｓ＆Ｐ 500　　　： 5,283.40（+　5.89）

今 週 の 重 要 指 標

6月4日（火）
米　4月耐久財受注
市場予想：+0.7％
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇

6月5日（水）
米　5月ADP雇用者数（前月比）
市場予想：17.5万人
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇
米　5月ISM非製造業景気指数
市場予想：50.7
※市場予想を下回ると、先行き景気減速懸念

6月6日（木）
EU　政策金利
市場予想：4.5％→4.25％へ
※欧州市場は景気下支えで株高材料

6月7日（金）
米　5月雇用統計
市場予想：17.5万人
※市場予想を上回るとインフレ懸念から金利上昇