株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2024-09-20 17:00:00

取り組み注意銘柄

その銘柄、まさかまだ騰がると思っていませんよね?

本日の取り組み注意銘柄はアンジェス(4563)です。

同社は、遺伝子治療製品「コラテジェン」が米国食品医薬品局(FDA)からブレイクスルーセラピーに指定され、大きな注目を集めています。
しかし、この明るいニュースの裏側には、投資家が見逃せないリスクが潜んでいます。

創薬ベンチャーは、新薬開発という不確実性の高い事業に取り組んでいるため、赤字が長期にわたって続くことが一般的です。

アンジェスも例外ではなく、これまで多額の資金を研究開発に投じてきましたが、目立った収益を上げていません。

このため、株価は常に大きな変動に見舞われ、投資家にとっては心理的な負担が大きいと言えるでしょう。

今回のFDAによるブレイクスルーセラピー指定は、確かにポジティブなニュースですが、一方で材料株的な側面も強く、株価はすでにこの期待感を織り込んでいる可能性があります。

そのため、今後の臨床試験の結果次第では、株価が急落するリスクも十分に考えられます。

創薬ベンチャーの株価は、臨床試験の進捗状況や規制当局の判断に非常に敏感に反応するため、投資家は常に最新の情報を注視する必要があります。

テクニカル面からも、アンジェスのような製薬ベンチャーの株価は、バイオ株と同様に、投資初心者にとっては扱いが難しいと言えるでしょう。

バイオ株は、一般的な株式と比べて瞬発的なボラティリティが高く、短期間に大きな値動きをすることが特徴の一つです。

そのため、テクニカル分析を用いた手堅い投資戦略を立てることは容易ではなく、経験豊富な投資家であっても、予測が難しいケースが多いです。

さらに、最近の株価の動きを見ると、下落の兆候が見られます。これはあくまでも今回の急騰が材料による一過性のものであると考えられ、それを見越した買い手が今後の成長性に疑問を抱いていることを示唆しているのかもしれません。

「孫の代まで持つ覚悟が必要」という弊社がよく用いる言葉は、まさにアンジェスのような創薬ベンチャーへの投資の難しさを言い当てていると言えるでしょう。

創薬ベンチャーへの投資は、長期的な視点で、大きなリターンと大きなリスクを覚悟の上で行うべきです。

結論として、アンジェス株への投資は、高い成長性が見込まれる一方で、非常に高いリスクも伴う投資対象と言えるでしょう。 投資を行う際には、これらのリスクを十分に理解し、慎重な投資判断を行うことが重要です。

免責事項
※上記は売りを推奨したり、投資の安全を100%補償しているものではありません。投資のご判断はご自身の意思で行ってください。

■本日の取り組み注意銘柄

・アンジェス(4563)

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック