日経平均上昇の裏で恐怖指数も急騰
いいえ、そうは考えておりません。
日経平均が再度4万円台へと進むのは、タイミング的には11月半ば以降、前提は3月決算企業の中間決算発表が好調である事が確認される事、特に、中国関連と目される企業群の株価上昇が本格化する事、と考えています。
本日の株式市場、日経平均は終始しっかりの展開で、上昇幅は一時1000円に迫りましたが、実は、そこは大して注目に値しないように思います。
個人的に、本日、最も気になったのは、全体相場がしっかりであったのに、一時30%超もの急騰となった日経VIです。
言わずと知れた「恐怖指数」が、ほぼ30ポイントを上回って推移していた事からは、本日の危なげない展開とは裏腹に、今週も波乱含みの展開を予想している投資家が、少なく無い事を意味しているのかもしれません。
ちょうど1週間前の日経平均は、自民党総裁選の結果を受けて、ボラティリティ(変化率)が高まり、終値ベースで1910円もの大幅下落、そこから、1日おきに800円前後の上げ下げを繰り返したものの、結局は9月27日の終値39,829.56円を上回れず、本日の日経平均の高値をもってしても上回れていません。
今週末金曜にはSQ算出日が控えている事から、ひょっとすると、日経平均は再度往来相場の展開へと回帰してしまうかもしれません。
一方で今週は、1週間でおよそ270社程度の企業が決算発表を予定しています。
2月/5月/8月/11月決算企業が中心で、その大部分が中小型性小株群と目されます。
こちらは、概ね好調な業績推移が確認されるものと予想しているので、従前からの想定どおり、上値が重くボラティリティが高い主力級大型株群から、中小型成長株群への資金シフトは、今後もジワジワと継続するものと考えます。
グロース性の強い中小型成長株ならば、8月初頭の安値からイチ早く切り返し、既に上昇トレンドが形成され始めた銘柄群こそが、この先も上昇局面の先導役になりやすいものと見ます。
執筆:木村泰章
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私のコラムで紹介した銘柄
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪緊急即日公開銘柄2024[第20弾]≫
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