本日の取組み注意銘柄は新興国株を取り上げます。

※例　新興国株式インデックスファンド等

近年、新興国の経済成長は目覚ましく、インドやベトナム、ブラジル、インドネシアといった国々が投資家の注目を集めています。これらの国々は、高い経済成長率や人口増加などを背景に、大きな成長の可能性を秘めていると考えられています。

しかし、新興国株への投資は、高いリターンが期待できる一方で、先進国株に比べてリスクも高いということを理解しておく必要があります。

新興国株投資のリスクとして、まず挙げられるのは、経済の不安定さです。

新興国は、経済基盤が脆弱な場合が多く、経済危機や通貨危機の影響を受けやすい傾向があります。
過去には、アルゼンチンが何度も経済破綻を繰り返したように、新興国経済は、予期せぬ事態によって大きく揺らぐ可能性があります。

また、政治リスクも考慮する必要があります。新興国の中には、政治体制が不安定な国や、汚職が蔓延している国もあります。

このような国では、政権交代や政治的な混乱によって、経済状況が悪化し、株価が下落する可能性があります。

さらに、カントリーリスクも無視できません。カントリーリスクとは、特定の国に投資する際に、その国の政治・経済状況、社会情勢などによって、投資資金が回収できなくなるリスクのことです。新興国は、カントリーリスクが高い傾向にあり、投資家は注意が必要です。

日本株などで損失を出してしまった投資家の中には、「今度こそは」とばかりに新興国株に手を出す人もいるかもしれません。

しかし、過去の失敗から目を背け、安易に新興国株に投資することは、リスクの高い選択と言わざるを得ません。

あくまでも喩えですが、パチンコで負けたからより大きなリターンにだけ注目をして競馬を始め、そこで負けたらカジノ……と言う近視眼的な泥沼に似ているかも知れません。

もちろん、株式投資をギャンブルにしてはいけません。

投資をギャンブルにせず、もし新興国株に投資するのであれば、その国の歴史、政治、地政学的なリスク、国民性などについて、しっかり深く理解する必要があるでしょう。

これらの要素は、株価に大きな影響を与える可能性があります。しかし、これらの要素をすべて理解することは、容易ではありません。

まとめとして、新興国株への投資は、高いリターンが期待できる一方で、様々なリスクを伴います。

ただし誤解の無いように注意点を申し上げておきます。

「外国株」と一括りにされがちですが、欧州や米国などのいわゆる先進国株は新興国株でも毛色が子となる点にはご留意いただきたいです。

先進国は新興国の株式や債券に比べてリターンは小さくなりますが、一般的に値動きも安定していてリスクも小さくなります。G7などに属する先進国などは、経済と政情が安定している傾向にあるからです。

安易にリターンのみを見て新興国株に投資するのではなく、まずは日本株でしっかりと経験を積み、投資に関する知識とスキルを身につけることが重要でしょう。

敢えてその次のステップを考えるとするならば、歴史的にも文化的にも身近で夢のある【米国株】などを選ぶのも可能性として考えられるのではないでしょうか？

過去の損失にとらわれず、冷静な判断で投資を行うように心がけたいものですね。

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■本日の取り組み注意銘柄

新興国株式インデックスファンド等


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