株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2025-03-13 13:00:00

木村泰章の機関投資家が読むコラム

機関投資家に見込まれた銘柄vs見切り売りされた銘柄を知る

★今直ぐ確認可能な実践編ですから、お見逃しなく!★

機関投資家の投資スタンス、特に、投資対象となる銘柄選択の仕方や、逆に見切り方を知るには、「事後検証」ではあるものの、運用報告書を確認する事が、個人投資家にとっても参考となりましょう。

会員様各位の保有ポートフォリオの属性、例えば中小型成長株群中心とか、主力級大型バリュー株群中心とか、に沿ったような投資信託を見つけて、その運用報告書の内容をお取り組みの参考とするわけです。

あすなろの会員様各位のポートフォリオは概ね、中小型成長株群が中心となっているものと想定されますので、本日は、実際に、国内大手投信会社の「日本新興株オープン」ファンド(投信)の運用報告書を参考として、注目点をご紹介しましょう。
https://www.nikkoam.com/api/reports/management?fundcode=452211

まず、この運用報告書の作成対象期間は2023年12月19日~2024年12月18日で、決算日2024年12月18日となっていますから、2024年度の運用報告となります。
この期間の「基準価額等の推移」はつまり、期間パフォーマンスを示しており騰落率はマイナス3.5%、ベンチマーク(参考とする株式指標)は東証スタンダード指数で、ベンチマークを上回れなかった事がわかります。

同投信の基準価額の主な変動要因が、値上がり要因/値下がり要因にわけて報告されており、パフォーマンスにプラス寄与/マイナス寄与した銘柄についても言及しています。
プラス寄与した銘柄としては、3月10日にグロース市場からプライム市場へ昇格して、本日の株式市場でも値上がり率上位に食い込んでいたボードルア(4413)が挙げられています。

逆に、パフォーマンスにマイナス寄与した銘柄としては、M&A総研HD(9552)とFPパートナー(7388)が挙げられ、いずれも、「保有株式を全売却しました。」と言及しています。
この2社の昨年1年間のチャートは右肩下がりで、M&A総研HDは足元で3月7日が安値、FPパートナーも底値圏横這いと、今年に入ってからも株価推移は冴えません。

さすが「プロ」の「見立て」ですね。

もちろん、運用報告書から読み取れる投資ヒントはこれだけではありません。
やはり、最も注目すべきは、決算時の『組入上位10銘柄』でありましょう。
貴方様の保有銘柄も含まれているのではないでしょうか?

さらに、注目していただきたいのが、組入銘柄数。
当該投信の運用額は105億円で組入銘柄数は89銘柄、組入上位10銘柄の組入比率は26.9%です。
単純平均でも1銘柄あたり1億円超の投資額となっている点に着目してください。

仮に、貴方様のポートフォリオ資産総額が1000万円であれば、例えば1銘柄あたりの投資額は10分の1(100分の1では無く)で100万円、1銘柄あたり100万円だから銘柄数は最大10銘柄、というように、会員様各位ご自身でポートフォリオ内比率調整の「基本姿勢」の参考とすれば宜しいワケですね。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆霞ヶ関キャピタル(3498)
◆ボードルア(4413)
◆上村工業(4966)
組入上位銘柄に含まれていた銘柄群です。

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆トピー工業(7231)
 昨年8月初頭の暴落局面直前の株価水準へと回帰中。
 1月31日のご紹介時からの高値騰落率8.84%。

◆マクニカHD(3132)
 切り返し基調継続中。
 高値圏で小じっかりな展開が続きました。
 1月21日のご紹介時からの高値騰落率11.35%。

◆指月電(6994)
25日・200日移動平均線のゴールデンクロス目前!
 2月27日のご紹介時からの高値騰落率6.27%。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪ハイエンド大資産銘柄≫ 
 底入れ反転基調が継続中で、一時銘柄公開後の高値を更新!

◆≪S高メソッド銘柄【極】≫ 
 前場終値は25日移動平均線を上回りました。
 200日移動平均線の上抜きも射程圏内です。

◆≪木村泰章の天下一銘柄≫
 昨日までで6連騰!
本日も一時プラス圏で推移。
 ご存知のとおり自動車関連です。


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