え、知識なしでそれの株を買うのですか……?
記録的な円安が進行し、日本経済のデフレ脱却への期待が高まる中、日本の株式市場は活況を呈しています。
日経平均株価が46000円を窺うなど、日本株に世界中からの注目が集まっている状況です。
そのような中で、投資家の皆様の新たな選択肢として、NF台湾テック50(エヌエフタイワンテックゴジュウ)というETF(上場投資信託)が上場しました。
銘柄コード(412A)
これは、台湾のテクノロジー関連企業で構成される指数への連動を目指す商品であり、高い成長性を期待する声も聞かれます。
しかし、このETFへの投資には、潜在的なメリットだけでなく、深く理解すべきデメリットも存在します。
NF台湾テック50は、台湾の株式市場、特にテクノロジーセクターの成長を享受できるという大きなメリットを持っています。
台湾は世界的な半導体産業の中心地であり、その技術力は高く評価されています。しかし、このETFは、その成長性と同様に、様々なリスクを内包していると考えるべきでしょう。
まず、最も重要なリスクは、市場リスクと個別企業リスクです。
このETFは、台湾の株式市場全体の変動や、指数に採用されている特定のテクノロジー企業の動向に直接影響を受けます。
もし台湾経済が停滞したり、主要な組み入れ企業の業績が悪化したり、あるいは不祥事や技術的な問題が発生したりすれば、ETFの価格は大きく下落する可能性があります。
そして、見過ごせないのが為替リスクです。NF台湾テック50は、台湾ドル建ての資産に投資しています。
したがって、日本円でこのETFを保有している場合、台湾ドルの対円での価値が変動すると、円換算でのETFの価値も影響を受けます。
例えば、台湾ドル安・円高が進むと、たとえ台湾での株価が上昇しても、円換算でのリターンが減少してしまう可能性が考えられます。
さらに、地政学的リスクも考慮すべきです。
台湾は、国際情勢において非常に敏感な地域であり、中国との政治的な緊張が高まれば、株式市場全体が不安定になるリスクを常に抱えています。
国際情勢に関する十分な知識がないまま、安易に投資に手を出すのは極めて危険な行為だと言えるでしょう。
ETF特有のリスクも存在します。市場の需給バランスによって、ETFの市場価格が、その本来の価値(基準価額)から乖離することがあります。また、市場の流動性が低い場合には、取引が成立しにくくなる流動性リスクも考えられます。
まとめ
結論として、NF台湾テック50への投資は、台湾の成長に賭けるという魅力的な側面を持つ一方で、上記のような多岐にわたるリスクを伴います。
国際情勢に無知なまま安易に手を出すことは危険であり、現状の日本株市場の活況を考慮すると、まずは自身がよく理解できる日本株への投資から始める方が、より健全な資産形成に繋がるかもしれません。
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■本日の取り組み注意銘柄
NF台湾テック50(412A)
ETFは投資先としてとても魅力あふれるものですが、闇雲に取り組んで良いと言う金融商品ではなく、
特に海外のものは高度な政治、経済、国際情勢などの知識を求められることが多いです。
本文にある通り、上記に精通していない方はまずは日本株の有望株に投資なさることをお勧めいたします。
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