株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2025-11-21 17:00:00

取り組み注意銘柄

その銘柄、マイナスの贈り物になるかも……!?

こんばんは!本日も「取り組み注意銘柄」のお時間がやって参りました!

では早速本題に入って参りましょう!

肌寒い季節となり、年末の贈答シーズン、特にお歳暮の準備が始まる時期となりました。ハムやソーセージを主力とする福留ハム(2291)のような企業は、例年この季節に期待が集まりがちですが、同社の株価は現在、その期待とは裏腹に右肩下がりで下落が止まらない厳しい状況にあります。

投資家が同社株への投資を検討する際には、この株価の動きの背景にある深刻なリスクを冷静に見極める必要があります。

直近の同社の中間連結会計期間の経営成績を見ると、売上高は前中間連結会計期間比4.3%減の117億8600万円となり、さらに利益においては、営業損失4億400万円(前中間連結会計期間は営業損失3億5100万円)を計上するなど、減収減益という厳しい結果となりました。

特に、消費者の低価格志向・節約志向の高まりや、原材料価格・諸経費の高騰、さらには人件費高騰と人材確保難が加わり、企業収益を大きく圧迫していることが決算概況から読み取れます。

食肉事業においては、仕入れコスト上昇を販売価格に十分転嫁できず、販売重量及び販売額が大幅に減少した結果、セグメント損失は1億500万円に達しています。
このような状況が続いているため、同社は7期連続で営業損失を計上し、3期連続となる営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを計上しており、決算書には継続企業の前提に関する重要事象等の記載がなされています。
これは、企業が事業を継続していく上で重大な疑義が生じているという、投資家への非常に強い警告です。

もちろん、同社はトリゼンフーズ株式会社および双日食料株式会社との業務提携を締結し、クロスセルや製造受託、事業再構築計画の策定・実行(機能集約、基幹システム刷新など)に着手するなど、財務体質の強化と収益力向上に向けた努力を続けており、復活の目もゼロではありません。

しかし、株価が右肩下がりで下落し、かつ継続企業の前提に関する重要事象が記載されている現状で、安易に「押し目」だと判断し資金を投じるには、これらの取り組みの効果が具体的に業績に反映されるという明確な材料が不足していると言わざるを得ません。
今、同社株を買うべきかと言われると、疑問符がつかざるを得ないというのが、冷静な証券アナリストの視点だと言えそうです。

まとめ
投資資金は有限であり、年末に向けて今年一年の収益を確定させたいと考えるのであれば、リスクの高い銘柄に資金を固定するよりも、既に好業績を出し、今後も成長が期待できる企業、すなわちファンダメンタルズが確かな銘柄に資金を向けるべきです。
お歳暮のハムを贈る際には、美味しく安全なものを選びますが、株式投資においても、不確実な「夢」ではなく、確かな「業績」という保証された価値を追求しなければ、お歳暮シーズンに思わぬマイナスという苦い結果を手にすることになりかねません。

免責事項
※上記は売りを推奨したり、投資の安全を100%保証しているものではありません。投資のご判断はご自身の意思で行ってください。

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■本日の取り組み注意銘柄

福留ハム(2291)

お歳暮シーズンにもらうならやっぱりマイナスより利益の方が嬉しいですよね!

そんな皆様へ利益の贈り物を目指して、あすなろから以下の銘柄を贈らせていただきます!

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