海外マネー流入銘柄など
不妊治療向け体外受精関連製品を開発・製造、世界90カ国以上に展開。
直近2Q累計決算は増収増益を継続。特に海外売上高が好調で、欧州、米国、インドが成長を牽引。営業利益率52.8%、ROE22.08%、自己資本比率92.6%と極めて高収益かつ財務優良な企業とみる。2025年6月にプライム市場に新規上場したが、配当利回り2.67%と成長株ながら安定配当も魅力である。海外機関投資家の資金も流入しており、高収益・高成長期待の中長期有望として注目。株価は11月より上値追いトレンド。一目均衡表で雲上限を推移中。
オプトエレクトロニクス(6664)
バーコードリーダー等自動認識装置を製造、国内外で展開する企業。
3Q累計決算は売上高48億8200万円(前期比6.1%増)となるも営業損失1億5800万円と苦戦継続中。ただし自動認識業界全体の在庫調整に改善の兆しが見られ、国内大口受注も入り始めている。通期予想は下方修正されたものの、訴訟の和解成立で訴訟損失引当金8億5300万円を戻入し、特別利益2億2900万円を計上。個別材料では、日本エイサー・エスクワイアビジョンとの資本提携を発表し、12月1日に急騰。資本提携により新株発行と自己株式処分で約23億6000万円を調達し、エイサーが筆頭株主となる予定。テクニカル面ではボリンジャーバンド+3σをブレイクし、上昇トレンド入りの可能性も。資本提携によるシナジー効果と業界回復期待で反転攻勢に注目したい局面である。
積水化成品工業(4228)
発泡樹脂素材・成形品大手で積水化学グループに属する老舗企業。
上期決算は売上高657億円(前期比4.8%減)ながら営業利益7億8000万円(前期比888.2%増)と劇的なV字回復。前期中間期の経常損失3億7000万円から一転、今期は経常利益2億円と黒字浮上に成功。ヒューマンライフセグメントが牽引し、収益構造改善が鮮明化している。中間期の大幅増益が通期業績への期待を高め、前年度の赤字からの復活劇として再評価の動きが進みそうだ。前場のチャートは上値抵抗ラインを突破し、上昇トレンド回帰の期待が強まる展開となっている。
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