業績回復予備軍3銘柄
製造請負・人材派遣とEMS・電源事業を展開するグローバル企業。
直近2Q決算は売上高368億円(前期比0.1%増)と微増ながら、為替差損9億円の影響で経常損失2.7億円に転落。HS事業が国内エンジニア派遣拡大と海外好調で売上高122億円(同6.7%増)と堅調な一方、EMS事業は中国を中心とした生産調整の影響で売上高160億円(同4.7%減)と減収。しかし、PS事業が製造原価抑制と固定費削減で利益7億円(同41.7%増)と大幅増益を達成し、構造改革の成果が見え始めている。足元では商いが活発化しており、テクニカル面では25日移動平均線が上向きに転じ、株価も下値を切り上げる展開で、底打ち感が強まっている。外国人持株比率3.5%と低く、上値余地は大きいとみる。
日本ナレッジ(5252)
ソフトウエア検証・開発を手掛けるIT企業。
直近2Q決算は売上高21億円(前期比7.4%増)と増収を確保したが、積極的な人材投資により経常損失2600万円となった。検証事業は売上高13億円(同4.4%増)でAI型自動化ツール開発など差別化戦略が奏功する一方、人材確保・育成で利益1億6000万円(同9.8%減)と減益。開発事業は大塚商会のERP「SMILEシリーズ」開発が好調で売上高8億円(同12.6%増)、利益1億1000万円(同15.0%増)と増収増益。9月には株式会社アルテックスを子会社化し、事業拡大を加速。10月1日付で1株→3株の株式分割を実施し、株主優待も拡充した。配当は10月発表の創業40周年記念配当(3円)を含め、年間配当予想は10円(分割後)で配当利回り1.9%。テクニカル面ではボリンジャーバンドの中心線付近で下値が固まりつつあり、下期の業績回復期待で注目したい。
ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)
AI・ビジョンコンピューティング技術を核に半導体IP・製品事業を展開。
直近2Q決算は売上高9億円(前期比41.2%減)、経常損失2.9億円に転落した。アミューズメント向け画像処理半導体「RS1」の出荷が保通協検定試験の適合率低調で一時的に減速し、前年同期の14億円から大幅減収となった。次世代エッジAI半導体「Di1」の開発費1.4億円を先行投資として計上したことも利益を圧迫。一方、ロボティクス・セーフティ分野は売上高1億円(同42.2%増)と好調で、CambrianビジョンシステムやFA製品が市場評価を高めている。11月には「Di1」搭載開発キットの受注を開始し、2026年3月期4Qの量産出荷に向け拡販を強化。9月にはベトナム子会社の事業終了を決定し、半導体事業への経営資源集中を加速する。テクニカル面では12月に入り日足ゴールデンクロス。下期に「RS1」の出荷回復と「Di1」量産開始が見込まれ、通期売上高32億円(同5.6%増)の予想達成に向け、出直りのタイミングを探る展開とみて監視。
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