天文学的数字の問題解決
徐々に煮詰まり感が出てきた日本株ですが、その代りに低位株が動意づいてきました。
以前に低位株物色は相場の変わり目になりやすいと書かせていただきました。
膠着感が強まってくると少ない資金で株価が動く低位株が大口資金の遊び場になりやすいのです。
東証1部の東洋紡(3101)や東京機械(6335)はともかく、2部のピクセラ(6731)、プロスペクト(3528)などは忘れた頃に仕掛けられる銘柄ですね。
ジャスダックでも値上がり上位に最近頻繁に物色される伊豆シャボテンリゾート(6819)やフォーサイド(2330)など仕手系の銘柄がもてはやされています。
短期筋の投資家は儲かっているのでしょうか。
そんな魑魅魍魎の日本の短期トレードバトルをよそに先日、「世界経済フォーラム」が開かれました。
その中で、議題にあがったのは人口の高齢化がこのままのペースで進むと、2050年に日米などの先進6カ国で年金積立金など国民の老後の生活を支える資金が計224兆ドル(約2京5千兆円)不足する恐れがあるとの内容でした。
あまりの金額に世界のどこにそんなお金が??と思わず首をかしげたくなります。
今、金融緩和で金余りにしている背景にはこんなこともあるのかと思ってしまいますね。
原因は高齢者の急増に伴う年金支給の拡大。
報告書では先進国が「歴史的な年金危機に陥る可能性がある」と警告、各国に労働者が仕事から引退する年齢を引き上げることや、現役時代の貯蓄の奨励、年金制度の見直しなどを促しているそうです。
これは同時に世界全体で投資拡大の機運が高まることにつながるのではないでしょうか。
もしくは、世界に先駆けて高齢化が進んでいる日本の先進経済モデルが各国に必要とされる時代が来る可能性を示唆していると言えるかもしれません。
「貯蓄から投資へ」と政府が声高に叫びながらその普及はまだまだ途上です。
世界の問題を解決するにはみんなが投資に積極的になり、稼げることにならなくてはなりません。(笑)
私も投資はタイミングと言いながら、少しでも早く飛び込んだ者勝ちだと思っています。
運だけで資産が増えていくほど甘い世界ではありませんし、成功も失敗も経験する必要があります。
しかし、過去の歴史はもとより経済成長の源泉は投資にある事実は変わりません。
今富裕層と呼ばれる人たちも過去にヒト・モノ・カネを動かしてリスクをとってきたのです。
上記に挙げた値上がり上位銘柄だけでは勝ち負けを繰り返すだけで思ったよりも資産は増えていきません。
企業成長とともに資産が増えていく【ウルトラエクスパンション銘柄】おすすめしてます。
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【 相 場 の 格 言 】
『余るは足らぬの始まり』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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