株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2017-06-23 17:00:00

元外資系金融マンのこぼれ話し

「Heart of Gold」

本日もお取り組みお疲れ様でした。

昨日コラムで書いた「ヒンデンブルク・オーメン」じゃなくても、新興市場の値崩れは惨憺たる状況ですね。

値下がりランキングにはここまで急ぎ足で上昇していた銘柄がズラリと並びましたので、直近の高値づかみした方は真っ青だと思います。

リミックスポイント(3825)もラクオリア創薬(4579)もオルトプラス(3672)も赤字企業ながら、投資家同士の買い煽りで激しく上昇していた銘柄ですからね。

とてつもない利益をあげた人もいれば再起不能に追い込まれた人も極端なほど明暗がくっきり分かれているかと思います。

投資するときの「なぜ買うのか?」の理由は大事です。

「上がっているから」は理由になりません。

では、「なぜ買うのか?」というところで、私もよくコラムで取り上げる天才起業家イーロン・マスク氏に注目しています。

書店で、『天才イーロン・マスク 銀河一の戦略』

昨年の話で、イーロン・マスク氏は、メキシコのグアダラハラでスペースXの火星移住計画を発表しました。

その中で、火星を地球の「バックアップドライブ」として位置づけ、火星に1人当たり10〜20万ドル(約1100〜2200万円)で100万人を送り込む計画が示されています。

そして、マスク氏は最近、新しい論文を執筆し、その中で自身の火星移住計画の最新バージョンについて説明しています。

論文の中でマスク氏は、ロケットを再利用することで宇宙飛行のコストを大幅に削減すると述べています。

また、構想中の巨大宇宙船の初期デザインについても触れ、「巨大ロケットの開発・運用コストをどう賄うか」という問題の解決に注力していることが窺えます。

火星で燃料と空気を生み出す方法を説明し、明らかになった宇宙船の名前は「Heart of Gold」。

例えば、彼の御仁のように週に100時間以上働くほど研究開発に没頭している企業なら費用が先行して赤字続きということもあるかもしれません。

事実、彼が起業したテスラやスペースXも初めはそうでした。

ただ、それでも宇宙開発にかける野望や特異な技術を持っている企業には「買う理由」があるはずです。

投資家業とはこの「買う理由」を探すことであり、むしろそれが無いと本日のような相場でも動揺が走ったに違いありません。

企業そのものでも、製品・サービスでも、技術力でも、あるいはその経営者やビジネスモデルでも「買う理由」と「売る理由」がはっきりすることで、未来を見据えた投資ができるはずです。


【 相 場 の 格 言 】
『天狗相場買うべからず』


それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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