送り梅雨には早い時期。雨乞いした犯人は誰だ。
米国金利の上昇を背景に金融株が強さが目立つ一方で、新興・ハイテク株には厳しい売りの洗礼が浴びせられた相場づきでした。
4月底値から無敵の上昇トレンドを誇ったレーザーテック(6920)なども25日線割れで調整入りしてますが、やはり米NASDAQの下げが影響しているのでしょうか。
たしかにNY市場はヘルスケア法案の延期があった他に、EUから巨額罰金を科されたグーグルやエヌビディアが売られた面はありますが、単にNASDAQが調整したがっている理由づけに利用されたとしか思えないですね。
日米ともに政治はゴタついてますが、新興の売りは個人投資家の評価損益状況によるものでしょう。
マザーズ指数は2%以上の下げですが、おそらく個別ではその3倍〜5倍下落している銘柄が転がっていると思います。
指数だけを見比べるとまるで新興市場にだけ集中豪雨でも降ったかのようです。ここ最近そんな現象が見られます。
全体では銀行・不動産株に続いて、自動車関連株も出遅れ修正の動きが出てきていますので、またしても相場の変わり目が近づいてきているとみてよいかもしれません。
例年7月は方向感が定まらないとされていますが、今年は4月もいつもと違う動きになってましたので、大きな変化が訪れるとみてよいかもしれません。
今はASJ(2351)やSDエンターテイメント(4650)などの怪しい銘柄がバンバン上がっているので、仕手戦に乗らない方にはつらいかもしれません。
今日の下げは幅広い銘柄に売りが出ていますが、出来高も少ないですのでまともな銘柄でも値ごろ感が足りず買えないというのが実状ではないでしょうか。
相場の変化を待ってから動いても遅くはないので、こんな日に新規買い候補を探っておくのがよいかと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『心動けば相場に曲がる』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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