日経・TOPIXがそろって高値更新!
為替ドル円が113円台を回復する追い風をうけて、日経平均・TOPIXがそろって年初来高値更新と地合いの良さを感じさせる相場になってきました。
為替円安の流れにある中で、出来高を集めて上昇したのは不動産や電気・ガスのような出遅れ内需の代表業種であったことを見ると、先物主導の外国人買いがもたらしたものであると考えられます。
中小型株はマザーズ指数の下落に見られるように全体としては冴えない部分も見せつつ、材料が出た銘柄にはすかさず資金が入るという濃淡が分かれる相場でした。
収穫としては、以前話題になった銘柄が久しぶりに動き出しそうな気配になっており、イーレックス(9517)やマイネット(3928)などに注目しています。
インフォコム(4348)や参天製薬(4536)など変わらずに堅調な銘柄もありますし、市場の波に乗っていくには業種問わず柔軟な発想が求められそうです。
そうは言っても、政治の動きを無視することはできませんので、こちらもおさえておく必要があります。
自民党も昨日衆院選の公約を発表しましたね。
ネット記事からの公約を抜粋すると、
(1)北朝鮮への圧力強化
(2)アベノミクス加速によるデフレ脱却
(3)生産性革命による所得向上
(4)教育無償化の推進など高齢者中心の社会保障からの転換
(5)震災復興を含む地方創生
(6)自衛隊の根拠規定追加など4項目を中心とする改憲
以上のようになっており、大枠だけみると株式市場の材料となりそうな真新しさは感じられません。
連想ゲームのようになりますが、憲法9条改正で軍事費増を正当化するから防衛関連の島津製作所(7701)かなとか、消費税増収分は全世代型社会保障に充てるというからソラスト(6197)についていこうかなとか迷いどころかと思います。
もしも外国勢が米国市場のトランプ相場復活を期待しながら買っているようなら、アベノミクス相場の復活を期待して買ってくるということもあるかもしれません。
過去のチャートをさかのぼって、2013年や2016年のアベノミクス期待の相場で動いた主力株を中心に発想を膨らませていくのが良いですね。
私が担当するコラムでも度々登場してきましたが、見る度に気づいたら上値を切り上げているシーティーエス(4345)のような銘柄を見つけられると株を見る楽しみが増えるかもしれません。
【 相 場 の 格 言 】
『良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。』(by 松下幸之助)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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