〜過熱実感無き日経平均12連騰〜
日経平均はついに12連騰を達成しました。
さすがに日中値幅も縮小して上昇スピードにブレーキがかかってきたように見えますが、そろそろ踊り場を迎える頃でしょうか。
というのも、相場の変わり目に動きやすいとされる低位株に多数動きが出てきています。
足が速いので取扱い注意ですが、一旦お休みしていたテーマ株も調整から抜け出してきていますので、主力株の利食い資金が中小型の材料株に再び戻ってくるのかもしれません。
電気自動車(EV)関連は相変わらず人気化しやすく裾野が広いのでさまざまな切り口から折に触れて物色の手が入りますね。
上記2つの要素を加味するとセンサーを手掛ける日本ライトン(2703)などの切り返しが上昇につながっていくのかを見ていきたいと思います。
保有株が日経平均のように10連騰、15連騰としていくといいのですが、上昇すると売られるのが相場の世界とも言え、投資家心理を考えれば小休止をはさむのも止むを得ないですよね。
上昇すると利益確定したくなる衝動に駆られるのが大半の投資家に当てはまる行動だからです。
どうやら昨日あたりから上値が重くなってきたのは国内機関投資家の地銀や生保が売っているらしく、上値を抑えている要因になっているのかもしれません。
懸念されていた中国共産党大会では北朝鮮の金正恩委員長が祝賀メッセージを送ったと報じられており、大事には至りませんでした。
北朝鮮に対する経済制裁の強化で両国間の関係には溝ができたとされていましたが、当てつけからミサイル発射するような事にならなくてよかったと思います。
できることなら、過去は水に流して六か国協議の国それぞれが手を携えていってくれれば共に発展していく未来もあるのではと思ってしまいますが、そんなことを言うと平和ボケだと怒られてしまうかもしれませんね。
政治のニュースを追っていると、日本が核武装に向かっているとか、米国の軍事行動は来年とか、きな臭いものばかりが目に入ってきますが、株価が高いと下がる理由に敏感になってしまいやすいのが難点ですね。
情報が多過ぎても、それが必ずしもプラスにつながるとは言いきれないですので「取捨選択が大事」と自分に言い聞かせている今日この頃です。
今週に入ってはマザーズ、ジャスダックの両指数ともに3日連続陰線になっておりますので、おそらく個人投資家の体感としては日経平均の動きとは裏腹に厳しい展開かもしれません。
こういう場合というのは朝方の強気買いが続かずに失速していることを表しているということですよね。
ただし、冒頭にふれた低位株が動いているように突発的に資金が流入する場合もありますので、中小型株指数が陰線から陽線に変わっていく展開に期待しておきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『目先観で投資するな』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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