〜来週は個人投資家の道が開けるか〜
市場の注目度が高かったメジャーSQも無事に通過することができました。清算速報値では22590.66円だそうです。
今年最も高いとされていた11月のオプションSQ値は22531.10円でしたので、それを上回ってきたことになります。この時のSQ前日に日経平均は高値23382.15円をつけておりますが、今後はこの高値をも上抜ける期待が出てきそうです。
先日コラム内で日経平均、TOPIXの調整期間、つまり、25日移動平均線を回復するのにどれくらいかかるかがカギになりそうだとお伝えしましたが、とりこし苦労だったかもしれませんね。
と言いますのも、朝方発表された3Q(7-9月期)国内GDP改定値が発表され、予想+0.4%に対して+0.6%の実績、年率換算では予想+1.5%に対して+2.5%の実績値となりました。
SQ算出日近くで、地政学リスクに暫定予算の期限切れ、聖地エルサレムを巡るきな臭いニュースがぽろぽろと出てきてましたが、マクロ環境は好調に他ならないとみてよいでしょう。
今晩も米雇用統計など確認しておきたい重要経済指標はありますが、昨日発表された投資主体別売買動向を見てもNETでは売り越しながらも、海外勢・個人現物の売りに対して個人の信用買いや投資信託などが買い主体となったことがうかがえます。
本日はどうしても主力株が中心の売買になるので仕方ありませんが、その裏で中小型株も鋭い動きを見せてくれているものもあります。
個人の信用買いが活発であるということからも、来週以降では資金の回転を効かせた中小型株の値動きが良くなってくるかもしれないですね。
仮想通貨関連がビットコイン価格の200万円到達で賑わいましたが、テーマとしての盛り上がりは上値を抑えられてしまった印象です。
中小型株としての個別物色としては、ケアネット(2150)や戻り高値を更新してきたソレイジア(4597)などの順張りでリスクテイクしていくのもアリだと思います。
その他には、来週はIPOが10社ひしめく予定となっており、さらに再来週には9社が控えます。当然ながら否が応でも中小型株に対する注目度は高まってくるわけです。
先週の個人の現物売りはIPOのブックビルを積む動きなども少しは影響しているのかもしれませんね。
師走だけに資金の向かう先もあっちだこっちだと慌ただしくなりそうですが、物色の広がりは限られるかもしれません。
資金管理も抜けの無いようにこまめに確認するなどして、うまく立ち回っていきましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『身を粉にするな、頭を粉にせよ。最悪のあとには必ず最善がある。いかなる苦境にも屈しない強さを身につけていれば、おのずと道は開ける。』(マクドナルド初代会長 藤田田)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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