〜年末相場の波を求めて〜
日経平均の23000円の節目を抜けきれずにモヤモヤした相場が続いていますが、中小型株は堅調ですね。
ここにきてマザーズ指数は戻りの高値を更新、1200ポイントまであと一歩です。
今晩のFOMC待ちにしてはIPO銘柄中心に比較的出来高が積み上がっています。
現時点で12月の米利上げは100%織り込まれているようですので、焦点は来年の利上げペースがどのように示されるのかに移っていることでしょう。
それをふまえて来年の日本株はこれまでも何度もコラムで指摘してきましたように、海外勢はいたって強気です。
昨日のロイターの記事でオランダの資産運用会社のインタビューが掲載されていましたが、グローバル株式の中では日本株を最もオーバーウェートとみているようです。
これまでグローバルマネーの投資先としては日本市場はボラティリティの高さが嫌気されてきたようです。
つまり急落に弱いとの認識が広がっているそうで、これは私たちから見ても同感ですよね。
ただ、裏を返せば今は日銀の金融緩和政策でむしろボラティリティは抑えられていますので、海外勢の参戦がしやすくなるという捉え方もできるかと思います。
2017年はまさに景気回復の猜疑心とともに買い進んできた相場でしたが、来年はさらに一歩進んでバブルの兆候と向き合いながら、手探りで上値を切り上げていく相場になるかもしれません。
ビットコインに代表される仮想通貨がたびたび話題になる中で、株式相場も熱を帯びてくることになるでしょう。
本日公開となった【年末大感謝SP銘柄】も公開日当日から利確ポイントの水準まで急騰する程でしたので、投資家のリスクテイク姿勢は明らかだと思います。
気持ちよく年末を迎えられるようにもうひと相場乗っていきましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『夢見ることに力があるんじゃない、行動に力がある。』(米NBAマーベリックスオーナー マーク・キューバン)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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