今年の相場は勘ではなく確かな読みも必要に
今年最初のSQということもあって、身構えた投資家の方も多かったかと思われますが、清算値は23723.19円となったようです。
本日の日経平均引けの値は23653円ですので、これを下回ることとなりましたが、概ね波乱なく通過ということで市場の雰囲気はそれほど悪化しておりません。
足元でドル安が重しとなって上昇に一服感をもたらしていますが、ここから先は1月下旬からの企業決算発表や通常国会の開幕などに目線が移ってくるでしょう。
ということは、好業績企業ならびに国策にからむテーマ性を有していることが銘柄選定のポイントになってくるかと思われます。
注目すべきは新たな議案もそうなのですが、衆議院で昨年審議されていて未了に終わったものや、閉会中審査となっているものが多くあります。その中には第196回国会でも審議されて成立に向けて本腰を入れられる可能性が高いものがあったりしますので、こちらもチェックしておきたいところです。
また、それとは別に市場物色という点で、来週からは中小型株の動きも活発化してくると予想されます。
好調な半導体にからむシンデン・ハイテックス(3131)や日本電子材料(6855)など出直り気味の小型株を狙っていくと面白そうです。
おそらくは主力株の上昇に一服感が出てくれば資金循環で中型株、そして小型株へと物色が降りてくることとなりますので常に一歩先を見据えて立ち回っていくことが重要でしょう。
今年の相場は勘だけではなく確かな読みも必要になってくるかと思います。つまり、これまでの相場で培ってきた経験やパターンの蓄積がパフォーマンスに直結してくるわけです。
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【 人 生 の 格 言 】
『マジョリティ(多数派)が現在を作り、マイノリティ(少数派)が未来を創る。全員反対したものだけが一考に値する。』(太平洋セメント社長 諸井貫一)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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