相場の上昇転換を見越して
先週に焼け野原となった日本市場に復活の兆し・・・と期待したい月曜日でしたが、なんとか水準を維持するのに精いっぱいの感じになりましたね。
為替市場は大してリスクオフとなっていないのは相変わらずで、不気味に112円付近で定着しています。
決算発表が近づいた主力株の中には、信越化学(4063)のような反騰を見せる強者の銘柄もみられたのに、全体としての印象は意気消沈している感じが拭えません。
この全品30〜40%OFFのバーゲンセールの中から掘り出し物を見つけていく相場だと思いますので、おそらく銘柄選びが大変でしょう。
こういう時は先々の見通しから消費増税関連やら軍事関連などを探していくよりも、これまで買おう買おうと思ってなかなか買えなかった銘柄を狙っていくのが最も有効です。
投資家自身にとって買う理由が明確なものほど、市場の暴落を逆手に取った投資ができ、かつ、リターンも大きく引っ張ることができるはずです。
おそらくは決算で上下に振られる相場展開が続くはずですので、気持ち下めに指値を置いても約定すると思います。
中小型株は先週の木曜日大幅反落をうけて明日あたりまでは追証売りが続くと思われますので、足元では打診買いで少数分だけでも手をつけておくくらいでよいでしょう。
ただ、主力株の物色動向ではこれまで売り叩かれた景気敏感株もディフェンシブ株も、そして外需でも内需でも売られ過ぎの水準訂正に向かう自律反発も見えました。
とくに東急不動産(3289)や東京建物(8804)などの不動産株が強い動きを示したことあって、外資系の資金流入を表している可能性もあります。彼らは相場の変わり目で不動産株から買ってくるケースが多いです。
銘柄選びに困った方は私がイチオシする【加藤本命即日公開銘柄】などのように、機関投資家のダイレクトな資金流入が期待できる銘柄を中心に選んでおく方が後々良い結果が得られることでしょう。
機関投資家は大口の資金で相場を動かしてきますので、敬遠される個人投資家の方は多いかもしれませんが、彼らの動向を味方につけてうまく立ち回っていきましょう。
まずはこの荒れて混沌とした相場で生き残ることが第一で、儲けは後からもたらされます。無理はできない相場ですが、追証売りが止むのを待って仕込みを続けていきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『 資力以上の取引をするな。資力以上の建玉は災難を招く。
大きな建玉は市場のちょっとした高下にも恐怖を与え、判断を狂わせる。 』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
東急不動産(3289)
東京建物(8804)
執筆:加藤あきら
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