今、日本株は安いか?高いか?答えは…
インドネシアはバリ以来約18年ぶりかな?
朝と午後のお祈りの規模感にカルチャーショックをうけつつ、休む暇なく走り回る。
と言っても、まだまだ治安も安定しない為移動は車to目的地のピストンメイン。
にもかかわらず交通インフラが全く整っておらず、道路は車と大量のバイクで常時パニック。デモとも重なり移動も一苦労。
なんせバスも新車だらけ、地下鉄なんてようやくといった状態。歩道整備もここ数年らしく、道路脇を歩く人がほぼいない。
シティ以外はバラック小屋地区が方々に点在する不思議な街。
正直私が想像していたよりも30年ほど時間が止まっていた。だからこそビジネスチャンスや投資チャンスが転がっているんだろう。成熟した国にはボラが生まれずアクティブな投資家にとって面白みはない。
そうそう、ご一緒の製造業社長のアテンドでJKTのメガバンク[BNI]へ打ち合わせに行きました。そこで出た話題を箇条書き的で申し訳ありませんが少し。
◾️ インドネシア、実は人材不足。1日一万人増えてると言われる人口もまだまだ未就労層が多く、労働人口増につながるのは10年20年先か。
◾️ 現地の人材バンクもあるにはあるが、企業側のリクエストレベルが高まり、マッチングが非常に難しい状態が続いている。優秀な人材は結局のところ月給が高騰し人件費を抑えたい企業側とのニーズとは乖離が生じている。ベトナム、カンボジア、タイなども同じ。
◾️ そんな中リクルートインドネシアは人材セクターでシェア拡大中の様相。
持ち前のマーケティング力と貴重な労働力の囲い込み力の双方向から評価され、企業からの信頼も厚い。(先日のユーザベースカンファレンスでも峰岸CEOが海外売上がHD全体のシェアを広げていると話していた。)
◾️ 街の発展に対して法が追いついていない状況。ビジネスモデルが崩壊しかねないレベルの改正が突如行われたりと企業側も混乱することが多い様子。
◾ ️インドは産業も発展中で大変盛り上がっている。この地域へ進出した日本企業を洗い出してみるのもいいかも。
◾️ タイでは商社が流行。新規設立のコストがタイトになり参入障壁が下がった為と思われる。
◾️ まとめ
日本では「海外進出」というと手放しで株価が上がる傾向にあるが、実態はどうなのか?をよく精査すべきだと改めて思った。
インフラ整備、人材確保の進捗、コスト管理、商流のトレンド、繁忙期のサイクル、為替リスク等々、総合的に見たうえで業績寄与レベルを精査する必要がある。
また、インドで熱処理技術が高く売れそうだという情報をキャッチ。日本の企業で進出したIRがあればその会社の動向をウォッチしておくといいかも。
やはり「百聞は一見にしかず」という格言はIT時代の今でも健在だと痛感。聞いた話と実態はかなりかけ離れていた。それは良い方向にも悪い方向にも。
ともあれ、夜参加した現地の方や日本企業の駐在員さん達との懇親会では、ジャパニーズスピリッツを持った素晴らしいビジネンスマン達と出会い、やや混乱気味の日本市場とは裏腹に、日本株の今後に大きな期待を持てたいい出張となりました。
日本企業は水面下でしっかりグローバルネットワークを広げています。それを踏まえて改めて思うわけです。
日本株売られ過ぎじゃない?
私はそう思います。ってことで、買い場だという気持ちは変わらないどころかより強くなってます。
あすなろ利用者様へ何度でも申し上げます。今こそポジティブに、そしてアクティブに取り組んでいきましょう。
仕込むべき銘柄は、登録済み来年15期目を迎える「あすなろ投資顧問」にお任せください。
執筆者:大石
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