12月前半の展開、後半の展開
米中の首脳会談を前に様子見ムードが強まることが予想されましたが、どうやら市場は上に行きたがっているようですね。
手仕舞い売りをこなしている様子からすると、売り方だった機関筋が直近で買い方に転じてきた意味合いは非常に大きいと言えるでしょう。
動きづらかったイベント前の相場を強い形で終えたということは、通過後の株高を期待した投資家が多いということの表れです。
本日の引けが22300円とすると上下700〜800円くらいはみておかなければなりませんから、日経平均としては21500円〜23000円のどちらに振れるかといったのが焦点になるのでしょう。
今週の流れをベースにということであればイベント通過後の日経平均23000円を期待しておきたいですね。
12月前半は2週目のメジャーSQをにらんでの相場展開になると予想されますので、主力どころでは日経平均の指数寄与度の高い銘柄に加えて、TOPIXのことも考えると自動車株や銀行株に目を向けておきたいところでしょう。
そして12月後半は中小型株、とくに値動きの軽いところ、節税にともなう益出し売りや損だし売りで下がってくるバリュー株が狙いどころになってきます。
12月相場をハッピーに乗りこなせるかどうかで2018年のパフォーマンスは大きく変わってくると思います。
泣いても笑ってもあと今年は1ヶ月ですので、勝ち越している方は気を抜かずに、負け越している方は最後まで諦めずに取り組んでまいりましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『 迷わば休むべし、相場は常にあり、決すれば進むべし、機は瞬間に去る。 』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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