戻り本格化の前に狙い目の株を絞り込もう
12月に入って初めての全面高商状で久しぶりの気持ち良い上昇が見れましたね。
混沌としている政治材料に振り回されるマーケットですが、米中貿易摩擦問題では少なからず進展がみられるニュースが出始めました。
久しぶりに高値引けが見れたのも良かったですし、ここから市場心理も改善に向かうことを願うばかりです。
株式市場全体の動向としては7日ぶりの反発で、日経平均は直近高値の22700円付近から3分の1を戻してきました。
まさに商いが薄い真空地帯を上下に値が飛ぶ展開を続けてきました。
ひとまずボックス下限のところで下値不安にさいなまれていた投資家にとって今日のリバウンドの意味合いは非常に大きかったと思います。
今年は何度も投資家が「もう無理・・・」と思ったところで相場が底をつけています。
かねがねお伝えしてきましたように今の相場はボックス相場です。
変に強気になる必要も弱気になる必要も無く、上がるか下がるかの心配よりも今の株価の位置がボックスのどの辺にあるのかを意識しながら相場を冷静に見る必要がありますね。
次は半値戻し、私が基準としている21800円までの戻りを試す動きを期待しています。
よって、昨日仕込んだ日経レバ(1570)などは日経平均で22000円手前までに一旦は利食いをしておくイメージです。
まずは明確に半値戻しを達成するまでは上値を追いかけるのではなく、しっかりと押し目狙いの手堅いお取り組みを続けてほしいと思います。
また、日経平均に限ったことではありませんが、どの銘柄も25日移動平均線などの抵抗ラインに上値を抑えられている銘柄は非常に多いですよね。
まだまだ個別株は下値圏での自律反発の域を抜け出していません。
これから戻りが本格化するのであれば上値余地はたくさんありますし、戻り売り圧力もあります。一本調子で上昇していく相場でもありませんので、慌てる必要もありません。
市場の動きに合わせて戻りに呼応して戻り歩調を辿る銘柄、節目を突破してくる強さが感じられる銘柄、下げても押しが浅い銘柄などを中心に銘柄を選定していけば期待に応えてくれるでしょう。
明日はメジャーSQで今の相場にも区切りがつくと思いますし、中小型株も底入れとなれば投資家のリスク許容度も次第に回復してくるはずです。
買い戻しの相場であれば飯田GHD(3291)などの売り長の銘柄や、地合いの悪さを象徴していた昭和電工(4004)のような見直し買いも入り始めた銘柄に注目してみるのもよいでしょう。
昨日のご紹介から見事大反発を見せたピアラ(7044)のような目先の反発を狙うのか、はたまた年末高を見据えた小型の低位株か、あるいは年をまたぐ前提での優良株の仕込みか時間軸を明確にして取り組んでいきましょう。
あすなろが次に目をつけた銘柄は【ヴィクトリア銘柄】で公開します。銘柄選びに悩まれる方はこちらを乞うご期待!です。
【 相 場 の 格 言 】
『 安物買いの銭失い、安物は高物、価値あるものがものをいう 』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
飯田GHD(3291)
昭和電工(4004)
執筆:加藤あきら
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