年末の荒れ相場も視野に入れた選択肢
メジャーSQは昨日よりやや低めの21618円(推計値)で決着したことにより市場目線は再び下へ向くこととなりました。
日経平均はザラ場中に21500円を切れていますので、ソフトバンクが上場する19日までは厳しい展開を覚悟しておく必要がありそうです。
直近の高安の値幅で800円ありますので、半値押しで下げ止まれば切り返しての年末高も期待できるでしょう。
反対に21500円を維持できないようであれば、ソフトバンク上場後も反発力に欠けて直近の下値である21000円付近までのジリ貧相場も想定しておく必要があります。
短期的な仕掛けの範囲内であれば21500円まではすぐに戻ってしまうかと思いますが、目先は新規買い、押し目買いにおいては上記を目安に次の買い場を探るのがよいでしょう。
私の希望的観測を交えて言えば、年末までにこれ以上の需給悪化を避けて自然体で22000円までの戻りがみられるようであれば来年早々に上値のフシを突破していくことも期待できるかと思います。
地合いの悪い状態が続くようであれば、それに合わせた投資法を選択していく必要があります。
薄商いの年末相場となれば“質”を伴わない市場動向となりますので、狙い目は値の軽いジー・スリーHD(3647)やピクセラ(6731)のような低位株・仕手株中心になることでしょう。
選択肢は少しでも多い方がどんな相場もうまく立ち回ることができるようになります。
この前12/6号でも取り上げましたが、GFA(8783)やそれと一緒にご紹介した石垣食品(2901)の類です。
食わず嫌いはよくありません。
あるいは本日発売となった四季報新刊をゆっくり分析して長い時間軸で仕込んでいける銘柄を探るといったことでも良いかもしれません。
投資家がやるべきことはどんな相場でも大きくは変わりません。
まず、アセットアロケーションと呼ばれる資金配分、株が良いのか現金が良いのかということですね。
次に、株の中のポートフォリオ管理、どの銘柄をいくらで何株持つのかといったところです。
多ければ削ればいいですし、足りなければ補充をするといった単純作業の積み重ねです。
四季報などを見て事業内容を確認したり、チャートを眺めたりするのはそれのオマケみたいなものと言えます。
本日の下落から来週はソフトバンク上場が終わって、値動きが落ち着くのを待って投資していくのが良いかと思います。
【 相 場 の 格 言 】
『 備えあれぱ迷いなし 』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
ジー・スリーHD(3647)
ピクセラ(6731)
執筆:加藤あきら
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