20000円の節目死守で高まる「掉尾の一振」期待
今週はわずか5営業日で日経平均が1500円も下げてしまう冷や汗ものの厳しい相場となりましたが、今年の中では2月第2週に次いで2番目に下げ足の速い一週間でした。
単純計算では1日あたり300円ずつ日経平均が下がったことになりますので、リスク管理を徹底していた方でも被弾は避けられなかったことと思います。
下げの局面では利益が出た分はしっかりと利食いしておかないと一瞬で消し飛んでしまいますし、利食いをためらっていると、なまじ含み益が出ていただけに買値を下回ってきても損切りの判断が遅れてしまったりします。
市場はパニック売り状態ですので、売りを仕掛けた連中はさぞご満悦のことでしょう。
こんな時のために私がご紹介していた日経ダブルインバース(1357)はまもなく3月高値が見えてきています。
日経平均は年初来安値を更新しているにもかかわらず、こちらの商品ではまだ上値余地が残されているように見えます。
まだここから下げるのか…といった思いもあるかもしれませんが、本日の日経平均20000円への肉薄によって年間の高安は10月高値の24448.07円と本日安値の20006.67円でその間の値幅は4441.4円となります。
今年は値動きは激しかったと思っていらっしゃる方も多いかと思いますが、昨年は高値23382.15円と安値18224.68円で値幅は5157.47円と昨年の方が値幅が大きかったことがわかります。
ちなみに一昨年はどうだったかというと高値19592.90円と安値14864.01円で値幅は4728.89円でしたので、これも今年より値幅が大きかったことが確認できます。
今年は今日までの段階である程度の値幅を記録したことによって、下げ渋りの動きが出てくることが予想されます。
今週あたりは下落のピッチも速かったのですので、体感的には恐慌レベルの下げに感じたかもしれませんが、それでもなお調整の範囲内といった見方をせざるを得ません。
なかなかセリングクライマックスが到来せず、買い向かうタイミングが分かりづらいなどはあるかもしれませんが、
個人投資家の投げ売りも一巡する来週初めにはリバウンドが期待できるようになってくるかと思います。
本格的な戻りは1月半ば頃までおあずけとなる可能性もありますが、今はとにかく下げ止まってほしいと願う投資家は多いことでしょう。売り方を除いては。。。
今回なんとか現物市場は20000円を堅持しましたので、来週の年末最後の取引は掉尾の一振(大納会に向けて株価が上昇すること)に期待しておきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『 売買の時期は、売買の銘柄より大切 』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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