株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-12-28 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

笑門来福

2018年のお取り組みもお疲れ様でした。

本日の大納会をもって2018年の立会は幕引きとなりました。激動の1年間本当にお疲れ様でした。

2012年から続いてきた日経平均の年足は7年ぶりの陰線となったことから、近年では最も難しい相場をくぐり抜けたと言えます。

そんな1年間を締めくくる日経平均は最後20000円を死守して大引けを迎えました。心理的にも20000円を維持したことは大きいですね。

振り返れば、年明け早々にバブル後高値を更新して沸いた日本株でしたが、TOPIXは1/23に高値をとり、年の瀬も迫った12/26に安値をつけました。

各指数の年間パフォーマンスを振り返ってみましょう。

正直あまり目にしたくありませんが、現実は受け入れないと前に進むことができません。

もっと言えば、株価の位置関係を俯瞰して見ておかないとチャンスであることを見逃してしまう恐れがありますので、しっかりと確認しておきましょう。

・日経平均 始値 23073.73円 終値 20014.77円 騰落率▲13.25%
・TOPIX  始値 1841.20  終値 1494.09  騰落率▲18.85%
・マザーズ 始値 1247.36 終値 812.32  騰落率▲34.87%
・JASDAQ  始値 176.45  終値 136.69  騰落率▲22.53%
・REIT   始値 1664.13  終値 1774.06  騰落率+6.60%

こうして見比べるとどの株式指数も苦しい状況であったことを物語っていますが、中でも新興・小型株が特に厳しかったことがお分かりいただけることと思います。

今年の自身のパフォーマンスと市場平均を比較して振り返っておくことが大事かと思います。

一方で、不動産投資信託のREIT指数は安定したリターンが際立っており、波乱の株式市場とは一線を画していますね。

同じ要領で今年話題にのぼった米国株や中国株、欧州株、原油などリスク資産の主要どころを確認しておくと、より全体像が把握できるかと思います。

最後の最後まで堅苦しいお話となってしまいましたが、本日は「平成最後の大納会」でした。

中には長く相場を張ってきた方で“失われた30年”と揶揄されてきた日本株を見守ってこられた方も多いことと思います。

バブル絶頂の1989年から始まった平成時代は、長らくその後のバブル崩壊の後処理に追われてきました。ひとつの時代の終わりに、これまでの相場に想いを巡らせてみるのもよいかと思います。

一方で、最近株式投資を始められた方は、これから迎える新しい時代の到来に思いを馳せてみるとよいでしょう。

株式市場は2012年から上昇に転じてきましたが、2000年のITバブル、2007年の新興国バブルの高値を超えて、平成最後の2018年にバブル後最高値をとってきた意味合いは非常に大きなものです。

来年からの新時代は、ようやくバブルの清算を終えた日本株にとって輝かしい未来につながっていくはずです。

タイトルの「笑門来福」は“笑う門には福来る”です。

来年笑えるかどうかは、先んじて笑っている自分を想像しながら、どんな相場でも前向きに取り組んでいられるかどうかだと思います。

良いトレードは良い精神状態を保っていること、余裕のある取り組みが出来ているところから生まれます。

来年の自分に期待を寄せながら、笑って良い新年をお迎えください。


【 相 場 の 格 言 】
『 大きく戻す相場の下値は浅い 』

それでは来年も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

執筆:加藤あきら

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