企業決算は自社株買いに注目
本日も小幅なレンジでの売り買い交錯となりましたが、2月に入って市場動向にもそろそろ変化が欲しいところではないでしょうか。
昨晩の米国株は節目近くで押し返されそうになったところを、非常に力強く切り返しました。
私も「おやっ、これは」と思いましたが、それでも日経平均はなかなか21000円を上抜けることができませんね。
為替もドル円が109円を割り込んで円高が重しになっているとみられ、米中通商協議の進展もリスクオン本格化にまでは至らなかったと言えるでしょう。
このあまりにも膠着感の強い展開はVIX指数の低下にも表れており、これのETF「国際のETF VIX(1552)」も昨年12月初旬以来の水準に下がってきました。
ボラティリティの低下を逆手にとって、急な市場変動に備える意味ではヘッジ手段としてこういった金融商品を活用するのも手ですね。
そんな日本株は足元で企業決算が本格化しており、私が注目している中小型株ではサプライズ反応を示している銘柄も続出しています。
つい先日報道にリークされたビジネスブレイン太田昭和(9658)は11期ぶりの過去最高益更新でしたし、リーダー電子(6867)も配当が実質2倍近くにするなど驚愕の内容が出てきています。
日本株はなにも大型の村田製作所(6981)ばかり手掛けておけばよいというわけではありません。
もちろん村田製作所に関しては、年初1/5のコラムでも“売られ過ぎでまさに買い場”とお伝えしていたわけですけども、同じく売られ過ぎの成長株が新興市場にはたくさんあります。
しかも、これからに決算発表を控えて見直し買いが入る妙味が大いにありますので、非常に楽しみですね。
また、今回の決算を概観すると、いつも以上に自社株買いを発表した企業を好感する動きが顕著です。
自社株買い発表企業は「黙って買い!」で、買い注文ボタンを連打したくなるような値動きをしています。
弊社推奨の【セレブリティまんもす銘柄】も直近の自社株買いで大幅高しています。
その観点から言えば理想科学工業(6413)は3ヶ月前にも自社株買いしたばかりなのに昨日引け後にまた発表しています(笑)。
自社株買いは会社側から「今の株価は安いよ~」というメッセージを発していることでもありますので、決算シーズンは保有銘柄の良し悪しだけでなく掘り出し物の銘柄さがしに活かしていきたいですね。
来週はいよいよ2月のSQが控えて多少ボラティリティも大きくなるかもしれませんが、振り子のように勢いをつけて日本株の上放れに期待しておきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『 下値圏出来高増加は要注目 』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
国際のETF VIX(1552)
ビジネスブレイン太田昭和(9658)
理想科学工業(6413)
執筆:加藤あきら
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