勝てる投資家
1日や2日で簡単に変わってしまうようなものではない。
にも関わらずここまで株価が動いてしまうのは、
結局は投資家の企業に対する見方の変化が原因と言える。
「節分天井彼岸底」というアノマリーがある。
新春からの強い相場は節分まで続き、
その後は彼岸に向けて下落する。
そして3月中旬頃からは再度株高方向へ動きやすいといったもの。
アノマリーとは現代ポートフォリオ理論の枠組みでは説明することが出来ないが、
経験則的に観測できるマーケットの規則性のことを指す。
私はそもそもアノマリーを信じてはいないし、
それに従って売買することもない。
ただし、市場には様々な投資家が存在しており、
その投資マインドの変化で波が引き起こされるということを認識しておく必要はある。
日経平均やNYダウの直近の傾向では、
昨年9月↑10月↓11月↑12月↓今年1月↑となっており、
月末月初を転換点としてガラッと空気が入れ替わっている。
では1月が上昇したので、2月は下落となるのか?
→その答えは誰にも分からない。
なぜなら市場はそんなに単純なものではないからだ。
勘違いしてはいけないが、
勝てる投資家というものは、
その答えが分かる・予測できる投資家ということではない。
悲観のシナリオだけでなく、
楽観のシナリオ。
様々な展開を想定しておき、
それに合わせて臨機応変に立ち回ることができる投資家が「勝てる投資家」である。
執筆 相場師 徹兜
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