株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2019-03-02 09:00:00

加藤あきらの投資戦略室

他の投資家と差をつけるマル秘情報

お休み中のところ失礼いたします。

今回は先週に東京駅近くの東京国際フォーラムで開催された『東証IRフェスタ2019』で見聞きした情報や投資家として知っておいた方がいいだろうなといった情報を共有したいと思います。

そもそも『東証IRフェスタ』って何??

そんな方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単に申せば『個人投資家と上場企業のIR含めた担当者とがコミュニケーションを取れる場』となります。

同HPを覗いてみると、2/22(金)は9,818人、23日(土)は9,120人、2日間で18,938人の来場者がいた模様です。

会場では多数の出展社と金融に精通する専門家の講演会などが開かれ、人気企業のブースには会社説明のセミナーで投資の種を見つけようと聞き入る投資家の方々が溢れかえっておりました。

私も投資家に混じって企業担当者の話に耳を傾ける機会を得て、さらに不明点はすぐに担当の方に質問ができるので非常に有意義な時間でした。

基本的に上場企業の担当者と話す機会はIRに電話調査するくらいしか機会が無く、仮に突撃訪問しても社長や副社長とお会いできるはずもありませんので、直接生の声を聞ける機会は大変貴重です。

最近では動画で会社説明をするIRに熱心な企業も増えてきましたが、上場企業3700社の中ではまだほんの一部に過ぎないでしょう。

私がブースに窺ったのは、出展者リスト上位から
ベステラ(1433)
信和(3447)
セック(3741)
デクセリアルズ(4980)
ユニオンツール(6278)
ダイフク(6383)
レオパレス21(8848)
共立メンテナンス(9616)
イオンディライト(9787)
日本システムウエア(9739)

・・・です。

ちなみに昨年はOakキャピタル(3113)やシップヘルスケア(3360)、八洲電機(3153)、キャピタル・アセット・プランニング(3965)、メック(4971)、カナモト(9678)などのお話を伺ったと記憶しています。

忘れてしまっている企業さんがいたらゴメンナサイ。。。

印象に残っているのは今回が初出展で気合が入っていた信和(3447)と担当者から並々ならぬ自社製品への愛が感じられたユニオンツール(6278)ですが、話題の渦中にあるレオパレス21(8848)も多くの投資家さん達の関心を集めていました。

他にも今回の参加で収穫があったのは、投資信託協会が主催の三菱UFJ国際投信のシニアファンドマネジャー友利氏の「ファンドマネジャーが語る意外と知らない日本株の魅力」と題した講演です。

日本株の収益性が高まっていることや東京五輪の経済的な効果、日本が抱える人口減少などの構造問題などファンドマネジャーの視点を説明されておりました。

中でも勉強になったのは昨年10月から検討が開始された東証の市場構造の見直しの議論で、現在の東証一部上場企業数は2,000社を超え、これらの時価総額の中央値は約520億円となっています。(2018年11月時点)

これを整理しようという話があり、時価総額が小さい銘柄が多く上場する東証一部から格下げされる企業が実は半数以上にのぼる可能性もあり、500億円以上の基準で約1,000社に、1000億円以上の基準となれば約620社にまで削減されることになります。

これがいつ頃実施されるのかというのは、投資家として非常におさえておかなければならない点なわけですが、これはファンドマネジャーもどのレベルで基準が敷かれるのか、どれくらいのスケジュール感なのかは分からないと話してました。

さらに、個人的にですが今年の相場で興味・関心が高いのは、大型10連休のゴールデンウィーク前後のポジションについてでした。基本的にファンド等は連休前だからと言ってポジションを整理することは無いようです。ただし、ヘッジファンド等の売り仕掛けには注意が必要かもしれないとの答えでした。

また、この他にも参考になった話をご紹介しますと、日本株のアナリストカバー状況は新興国のインドと同水準だそうです。TOPIXを構成する銘柄の4割超はアナリストによるカバレッジが無く、“市場が見出せていない価値が埋もれている”と言います。

たしかに証券会社からオススメされる銘柄と言えば誰もが知るようなソフトバンク(9984)やソニー(6758)、三菱UFJ(8306)といった大型株が中心で、中小型株などは決算情報なども少なく投資家に気付かれていない材料や未知の可能性に溢れていると言えます。

この誰も知らないという部分が投資の一番美味しい部分であるにもかかわらず、大半の投資家はそれとは逆に周囲が買っているから安心して買うというような投資行動を取りがちです。

さらに、日本の上場企業は決算情報の開示が日本語のみとなっている企業も多く、国内勢と海外勢の情報格差が大きいと言ってました。考えてみるとそうだなと思いませんか?

もしこれから日本株が、また世界から羨ましがられるほどに上昇するようなことになった場合、私たちが持っている優位性は計り知れません。

これを知っているのと知らないとでは日々の取り組みに差が出てきます。

ただ毎日ギャンブル賭博のつもりで上がった下がったと見ているだけでは優位性を築くことはできませんよね。他の投資家に差をつけるつもりで市場を眺め、とにかくいろいろな銘柄にふれておくことが大事です。

そして、個人投資家の強みを活かせる中小型株を戦場にしておくことで、誰よりも先に将来の成長著しい株を発掘することができるわけです。

もし自分が隣近所の誰も知らないような銘柄に投資をしておいて、将来的にソフトバンク(9984)のような企業に成長したらスゴイことではありませんか?

持ち切れるかどうかは別として、これこそが株式投資の醍醐味と言ってもよいと思うのです。

そんな中であすなろ投資顧問は、中小型株を中心に仕込んでおくべき銘柄を選定することに特長のある会社です。

これからも皆さんが「そんな会社知らなかった」と言われるような会社を発掘して、分析まで行った上で推奨銘柄としてお届けさせていただきます。

投資の道は長く険しく、難しいところに顔を突っ込んでしまうと、財務会計学や財務諸表分析、統計学、テクニカル分析、ファンダメンタル分析、ポートフォリオ理論やブラック・ショールズモデルなどを突き詰めて、突き詰めて、突き詰めて・・・

それでも勝てなかったりします。(笑)

教科書どおりに動かないのが相場で、人間も道徳の教科書どおりに動かないのと一緒ですね。

最後になりますが、勝ちを拾いに行く方法はあすなろ投資顧問が伝授します。

来週は【ハッピーバースデーあすなろ銘柄】で我々の価値をぜひ感じていただきたいと思います。

それではお待ちしております。


【 相 場 の 格 言 】
『 There seems to be some perverse human characteristic that likes to make easy things difficult.(どうもひねくれた人間の性質なのか、簡単なことを難しくしたがる傾向がある。)』

それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
ユニオンツール(6278)
レオパレス21(8848)


執筆:加藤あきら

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