おはようございます。

あすなろ投資顧問
大文字（だいもんじ）恭平でございます。

最近、SNSなどを見ていると「上昇時に空売りを狙う」いわゆる
「逆張りの投資家」を見ます。

ですが、今年に限って言えば、逆張りで大きく勝っている投資家を
あまり見ていません。

当コラムで再三お伝えしていますが、
今は上昇時の下落を狙う「逆張り」ではなく、
強い上昇に合わせて買っていきたい順張りの局面と言えます。

じゃあ、「景気後退懸念」＋「消費増税」が叫ばれる2019年は、
なぜ下がらずに上がり続けているの？

という疑問が湧くでしょう。

これ、答えはカンタンです。
上述の懸念で「下がる」と考えた投資家が多かった、のです。

「？？」

つまりどういうことかと言うと、

・2019年は下がると思う投資家が多かった
↓
・下げにヤマを張り、たくさんの投資家が空売りを入れた
↓
・安いところでは機関投資家の買い戻しや個人の逆張りの買いが入る
↓
・売りたい人は2018年末で売り切った（ここでの売りたい人は"空売り"ではなく主に現物の売却を指す）
↓
・買いは強まる一方、売り物があまりでず、なかなか下がらない
↓
・空売り筋の含み損が拡大
↓
・買い戻さざるを得ない状況になり、上昇が加速
（※マーケットでは、空売りポジションが踏み上げられた、などの表現を使います。）
↓
結果→ジリ上げ＋押し目買いで上昇が止まらない

ざっとこのような構図になっているかと思われます。

つまり、今、昨年のような暴落を懸念すること事態が
ナンセンスということになります。

とはいえ、ここまでじわじわと強い展開が続いていましたから、
無理に高いところを追いかける必要は無いでしょう。

「ほな、どないすんねん？？」

これも答えはカンタンです。

単に「押し目を狙う」ということです。

米株などのチャート形状を見ましても、
ボーイング（BA）
シスコシステムズ（CSCO）
マイクロソフト（MSFT）
ビザ（V）
P&G（PG）
NIKE（NKE）
トラベラーズカンパニー（TRV）

日本でも人気のスターバックス（SBUX）
辺りも凄まじいリバウンドを見せています。

ようするに、「売られすぎたら、買われている」ということです。

米中関税問題の影響を受けているのは、
キャタピラー（CAT）や中国関連の通信企業くらいで、
米国の株式市場は次のマネーの行き場を求めて動き始めています。

日本市場は米国株式市場のほか、中国の株式市場の影響も大きいですから、
中国の株式市場が持ち直せば、
もう少し買われてくると思います。

そう考えると、今は銘柄を安く拾えるタイミングと捉えることもできますね。

実際に、売られすぎた個別株も動いています。

例えば、先週末の個別銘柄は、
ウェルス・マネジメント（3772）がストップ高で急騰。
5日線が75日線でゴールデンクロスとなっており、強気シグナル。
どこまで株価が跳ね上がるか注目です。

エムケイシステム（3910）は利益確定売り出始めそうな雰囲気。
とはいえ、利食い売り後の値動きには注目したい。
出来高も若干増えてきているので、
監視しておきたいですね。

まずは、昨年のトラウマを払拭できるかが焦点になると思われます。

相場で悩まれた際には、
銘柄相談やお電話にてご相談くださいね。

それでは皆様、本日もおきばりやす～

執筆　だいもんじ恭平


■これ重要やでっ！！
┗━━━━━━━━━
【為替】
ドル／円　こちらも踏み上げ？強い。
ユーロ／円　堅調。
ポンド／円　踏み上げ？強い、強い！

とにかく、円が弱い。踏み上げ祭り。
（※低金利＋消費増税によるもの？）

【商品】
原油／利食い売りでそう。（トランプ発言警戒）
ゴールド／利益確定売り。トレンド転換に警戒。
ビットコインFX　方向感なく、投資家激減中？。
ビットコイン　謎。
アルトコイン　軒並み利益確定売り。

【株式】
リスクオン。今は順張り。すなわち、買い。昨年のトラウマを振り払う事が勝利へのヒント。

中期的に日経平均は21,000～22,000円程度の間で推移か。

【紹介した銘柄】
ウェルス・マネジメント（3772）
エムケイシステム（3910）