株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2019-03-14 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

膠着極まる相場の保ち合い放れに投資の芽

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

昨晩の米国株上昇、とくにS&P500とナスダックの年初来高値更新をうけて、本日の日本株も反発する動きを見せました。

ところが上値の重たさは日本株らしいと言いますか、21500円を回復したところで失速してしまいました。

前場に値上がりしていた銘柄も、後場には急速に値を消すものが増えて、TOPIXはマイナスに転じています。

それだけ戻り売り圧力が強いということの表れでしょう。

あるいは昨日の空売り比率がまた45.1%と上昇しており、本日も45%近くに達している可能性がありそうです。

市場の方向感を探る上で、やはり騰落レシオも見ておきましょう。

昨日時点で25日レシオは95.75まで低下、6日レシオは5営業日にわたって80ポイント割れが続いています。

あとは為替ですね。

ブレグジットの結論は予想通り「合意なき離脱」を否決して延期される雰囲気で、ドル円は111.50円を上抜けてきています。

本日も思ったより早い段階で買い疲れ感が出ていたように見えましたが、売り方もたいがい売り疲れ感が出始めています。

売り方のほうが短期志向が強いですからね。

日経平均はナスダックの上昇を好感してか、ハイテク株中心に反発の芽を見せてかなり粘ったと思います。最後の最後でマイ転は残念でしたね。

明日も日銀の金融政策決定会合待ちで膠着感が強まりそうですが、為替が先行して円安に振れてきたというところから上放れ期待が強くなるとみてよさそうです。

まだまだマーケットボリュームが膨らんでいないので力不足感は否めませんが、こうした些細な変化を感じ取ってリスクを取っていくと良いリターンが得られることと思います。


【 相 場 の 格 言 】
『せかず急がず待つが仁』

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆:加藤あきら

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