お休み中のところ失礼いたします。

待ちに待った四季報新刊が発売になったということで、今週は銘柄発掘の週末となりそうです。

週末のマーケットの引け味も良かったことから、チャート分析も合わせて行っている投資家の方も多いことでしょう。

さて、本日は有望な投資先をお探しの方の為に日本の未来を変える企業についてお話したいと思います。

先日、非常に将来有望な非上場企業の方とお話する機会を得ることができ、現在の日本が抱えている課題が改めて浮き彫りになりました。

政府の「未来投資戦略2018」にもありますように、デジタル革命が現代の世界の潮流になっていることは間違いありません。

米中が次世代通信規格の『5G』や『AI』、『IoT・ビッグデータ』開発をめぐって火花を散らす中、よく「第四次産業革命」や「Society5.0」なんて本を見かけますよね。

基本的にはこのデジタル革命に起因する社会イノベーションのことです。

ただし、技術だけが独り歩きしてどんどん便利になり、データの価値がますます高まっていく世の中でそれをいかに利活用するかだけでなく、いかに守って安全性を担保するかといった点も重要になります。

株式市場のテーマでよく見る「サイバーセキュリティ」の分野ですね。

当然、政府も自治体も大企業もこのサイバーセキュリティには多額の予算をつぎ込んで、ディフェンスを高めるのに必死なわけですが、実際のところ米ITの覇者とよばれるグーグルやフェイスブックですら顧客情報流出の危機に見舞われているのが現実です。

それが我々個人はおろか、上場する大企業だって簡単にディフェンスを破られてしまうことでしょう。

何しろ、米国の時価総額80兆円近いITの巨人がディフェンスしていないはずが無く、それでも完璧なディフェンスなど出来なかったわけです。

つまり、どれだけ従来のマルウェア対策をしていても、ハッカーに本気で狙われたらひとたまりもないことは容易に想像できますね。

しかも、日本はかねてよりモノづくりの国と呼ばれましたが、大化け株と言われる銘柄がよく輩出される業種はサービス業、情報・通信業、小売業といったところです。

中小企業庁が作成する「中小企業白書」では、日本全体の企業のうち99.7％が中小企業とされており、労働者の約7割が中小企業で働いているとしています。

その内訳からしてもだいぶ様変わりして、明らかにモノづくりではなく別の価値を創造する企業が増えていることが分かります。

こうした社会構造の中で、大企業とは言えど無数の中小企業と有機的に結びついているわけで、ハッカーに狙われやすいのは何重にもセキュリティを張っている大企業の本体に直接ではなく、それと関連する中小企業にまず仕掛けると言います。そこから大企業のデータにアクセスするという手口になるわけですね。

こうなってしまうと、いかに大企業であろうとじわじわと丸裸にされてしまうというのが現実なわけです。

これを根本的に課題解決できる画期的な技術開発が求められており、それに最も近いと言われるのが仮想通貨で有名になった“ブロックチェーン技術”ということです。

最近では国際的に見ても技術競争力の高いイスラエルのセキュリティ企業と提携発表する企業や独自のブロックチェーン技術開発をしている企業も多くみられるようになっております。

これから実用化に向かうにつれてますます注目を浴びるであろうブロックチェーン技術で優位性のある企業を発掘していきたいと思っています。

過去に物色された関連銘柄は話題性だけのものも沢山あると思いますので、次にテーマの大波がきた時のことを考えてホンモノを探しておきましょう。

私も見つけたらどこかでご紹介していけたらと考えておりますので、常にコラムをチェックしておいてもらいたいですね。

さて、最後になってしまいましたが、来週は【エリオット波動銘柄】がいよいよ公開されます。

先日の投資テクニック解説動画『あすなろTube』はご覧いただけましたでしょうか？

これで全てを理解するのは難しいですが、投資に活かせるテクニックはぜひ活用していただきたいと思います。

以前のコラムでご紹介したメディアフラッグ（6067）が上昇の第3波目で上値を伸ばしてきています。まさしくリアルの現在進行形として参考にしたいチャートですね。

さらに、初動観測として週末の省電舎（1711）が急速に動意づいてきました。これも動画内で解説しておりますが、これから上昇5波を形成するのでしょうか。来週の推移もあわせて参考にしておきましょう。

そして、本命の【エリオット波動銘柄】！

当然ながら、上記の2銘柄を見るとますます期待が膨らみますね。ぜひご期待ください。

それでは来週の相場を楽しみにしつつ、良い休日をお過ごしください。


【 相 場 の 格 言 】
『誰でもよい機会に会わなかった者はいない、ただ捉えられなかっただけである』

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
メディアフラッグ（6067）
省電舎（1711）

執筆：加藤あきら