新元号は“令和”、4月はご祝儀買いの大幅高でスタート
お昼前にいよいよ新元号発表があるとのことで、前場からご祝儀相場でぐんぐん上昇していった日本株ですが、後場の売り物も吸収して高値圏を維持してくれました。
海外市場もNYダウ先物、中国上海株ともに上昇して、想定を上回る上昇幅を見ることができました。
新元号の“令和”になるのは5/1までおあずけですが、年度代わりと一緒に気持ちも切り換わって投資家心理も前向きになる機会も増えていくことでしょう。
アノマリーとしても4月1日は高いのですので、あとは本日のリスクオンの雰囲気が明日以降も続くのかが重要なポイントでしょう。
日経ダブルインバース(1357)の水準をみると、昨年12月初めのG20が開催された時の水準に迫っていることが確認でき、米中の貿易摩擦の懸念後退もだいぶ織り込まれてきているようです。
米中の株高も背景としながら、ようやくリスク選好の動きが出始めたと言える日本株ですが、依然として出遅れ感が目立ちます。
とくに中国の景気指標を好感した買いも相当入ったとみられますが、いつもお伝えしておりますようにどんな局面も冷静な立ち回りが必要です。
想定を上回る上昇幅ということは、近いところでその分を調整する動きも当然出てくるわけです。
買いで狙うのはちょうどその押し目のところですね。
おそらく4月アノマリーで強いことを前提にすれば、突っ込んだところは恐れずに買っていけば利益が狙えることになります。
本日はさすがに主力の出遅れ株も総じて上昇に転じてきているようですので、明日以降の物色内容にも変化が出てくることも考えられます。
中国の経済指標は4か月ぶりの回復で、これを契機に上値の重たかった景気敏感株の電気機器や輸送用機器、機械、化学などのセクターが保ち合い放れなるかに注目しておきたいですね。
個別株は新元号にからんで大きな動きを示したものが気になるところですが、この先しばらくは話題株を避けて、ヨロズ(7294)やリード(6982)、日本抵抗器(6977)などの自動車部品関連やTHEグローバル社(3271)などの内需株でまだ日が当たっていないところを物色してみたいですね。
少し頭のスイッチを切り換えて、心も一旦フラットにして4月相場を乗り切りたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『心動けば相場に曲がる』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
ヨロズ(7294)
リード(6982)
日本抵抗器(6977)
THEグローバル社(3271)
執筆:加藤あきら
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