GW前の手仕舞い売りに逆行して上値指向強める日本株
そして、本日で募集最終を迎えた【加藤あきらのビッグマネー銘柄】、たいへん多くの会員様のご参加表明をいただきまして誠にありがとうございました。
皆様のご期待にお応えするべく、しっかりとディレクションしていきたいと思いますし、銘柄自体も非常に強い動きを見せております。
公開まで今しばらくありますが、乞うご期待!です。
そして、休み明けの日本株は日経平均が22000円を突破し、心理的な重しを払いのけて大幅高となりました。
なかなか抜けられないだろうと思われた22000円の壁を打ち砕いたのは、やはりファーストリテイリング(9983)とソフトバンク(9984)のコンビ・アタックでした。
その他の225採用銘柄も総じて堅調でしたが、値上がり業種の下位に内需・ディフェンシブセクターが並んだ中で自動車株が割って入っています。
こうした背景からTOPIXも日経平均と比べると出遅れが鮮明で、年初来高値を更新できていませんが、足元の日米貿易交渉を転機として自動車株、機械株などがアク抜けすれば本格上昇してくることでしょう。
最近の市場でもう一点気になるのは、ゴールデンウィーク前のネガティブキャンペーンで、個人の売り圧力が強まる一方で株価はむしろ上昇しているという現実を見なければなりませんね。
足元の市場では私たちが考えている資金流出以上に資金が流入している可能性を考慮しておかないと、ゴールデンウィーク明けの戦略で取り返しのつかない事態になる恐れがあります。
つまるところ、ゴールデンウィーク前にあれもこれもと売ってポジション整理することは重要なことですが、個人的には普段どおりで良いと思っています。
過度に不安に苛まれてポジションを整理し過ぎると、ゴールデンウィーク明けの株式市場には株を保有していない投資家達が溢れかえることになりますので、ゴールデンウィーク後に高値を買わされることになるかもしれません。
どういうことかと言うと、ゴールデンウィークの大型10連休は確かにリスク要因ではありますが、リスクは下がる方向ばかりでなく、上がる方向にも可能性があります。
よく“売り仕掛けに警戒”とありますが、当然ながら“買い仕掛けにも警戒”しなければなりません。
ましてや市場内で売り目線の投資家が多いのであれば尚更ですね。
本日の上昇を見ても、多少の外部環境が良くなったくらいでしたが結構な上昇になりました。
もし本格的な全面高となって、大型株も中小型株も買いづらい位置からスタートした場合、株を少しでも持っている人は利益確定しようか、追加で買い乗せしようか、と選択肢を持てます。
逆に株を持っていない人は、慌てて多少高くとも買っておくか、買いを見送って諦めるか、いずれにしても“持たざるリスク”を意識せざるを得なくなります。
普段からお伝えしておりますように、株式投資は後に選択肢を残しておける投資家が優位性を持ってトレードできますし、常にその環境を作り出しておくことが投資家としてのスキルでもあります。
市場は常に買い方と売り方の両方の目線から見ることが重要で、今年に入ってからは明らかに売り方のほうが苦しい相場になっています。
上値が重い、重いと言われた海運株がしっかりで、これは4/5に当コラムでもお伝えしている買いサインなのです。
今週は私の銘柄とともにしっかりと仕込みを行う一方で、ポジションが多過ぎる銘柄を縮小してバランスをとってほしい相場です。
特にメディアリンクス(6659)や農業総合研究所(3541)などを見てもわかるように、中小型株の利食い、見切りなどは徐々に速まってくる恐れがありますので、利食い千人力でポートフォリオを入れ替えていきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『目先観で投資するな』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
メディアリンクス(6659)
執筆者:加藤あきら
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