水面下で株高に向けた下地作りが始まっている
昨晩もドイツDAX指数が6日続伸で上値を試すなど、海外の市況改善が顕著になってきています。
米国市場はちょうど決算シーズンで個別まちまちの動きに加え、医療制度改革を懸念するヘルスケアセクターが重しとなっています。
ここで抑えておきたいのは、米国株のディフェンシブセクターから景気敏感セクターへの資金シフトが進んでいることです。
その証拠にフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は最高値更新で、昨日のアドバンテスト(6857)に続いてローム(6963)あたりも年初来高値を取ってきていますね。
先週末にご紹介した東芝(6502)も4日続伸で、良い押し目でご紹介できましたね。
また、直近の動きでもう一つ見ておいていただきたいのが野村HD(8604)に代表される証券株の動きです。
足元では米10年債利回りもじわりと上昇して2.6%台にきてますので、この2つの動きは株高の予兆としておさえておく必要があります。
マーケットでは海外市況の改善で海外勢が日本株にも資金を振り向けてきている様子から、主力株はしっかりで、中小型株は個人投資家の大型連休前で手仕舞いする構図が鮮明になってきたと言えるでしょう。
テーマ株で見ていくとバイオ株や半導体株に目がいきやすいと思いますが、これらは既にいろいろとご紹介してきましたね。もう仕込みは終わっているかと思います。
ラクオリア(4579)なんかは海外で良いニュースも出ているようで、これは次の決算発表が楽しみですね。
米企業決算シーズンの次は日本企業の決算シーズンに突入してきますので、ここからGW前後は業績相場へと移行していくことも念頭に置いておかなければなりませんね。
どちらかと言うとITやサービス業に目がいきがちですが、株価の位置的にはキクカワエンタープライズ(6346)などの機械株やネクステージ(3186)などの小売株を狙っていく方がよさそうです。
今の市場で安値圏にある銘柄には基本的に弱気な投資家しか入って来ず、強気な投資家は見向きもしません。かと言って、バリュー投資家もこんな株価の位置では入って来ませんよね。
今はウエストHD(1407)のようにIR発表や、ラクオリア(4579)のような海外ニュースでもよいですが、強気の投資家が集まっている株を買って、さらに高値で売り抜ける投資を心がけていきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『人が売る時に買い、人が買う時に売れ 』
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
ローム(6963)
ラクオリア(4579)
執筆者:加藤あきら
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